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あの日、あなたは (文春文庫)

価格: ¥450
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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恋愛感情の危うさ ★★★★☆
「恋愛感情の危うさ」を,ここまで巧みな物語として描く作家を,あまり多くは知りません。この物語には,現実より現実らしい生々しさと同時に,それと相反するような求道的な潔癖さが同居している奇妙な緊張感があるように感じました。特定の「異性」への思いを募らせつづけたからこそ生まれる「異性観」の奥行きなのでしょうか。溜飲が下がる表現が随所にあり,浄化されるような気分に浸ってしまいました。ひょっとしたらこの緊張感から生み出された言葉や表現によって,読者は亡霊のように迷い出るトラウマのような恋愛感情の残滓を,封印し葬り去ることができるのではないでしょうか。
鋭い洞察力・・これからの1冊 ★★★★★
これからの時代を見据えたような本書。

ジゴロの存在等はともかく、30代女性にはかなり刺さる1冊。

10年間想い続けること、充分ありですよね。長いとは思わない。

本気で好きなら何年でも待つ。けれど何かを変えようとする主人公にも共感できる。

好きな人を想い続けている人は必読!!その人の状況によっていろんな形で対話ができる物語です。
消化不良 ★★☆☆☆
郁子は10年間勇介を想い続けてきた。
勇介に進められるがまま、勇介のマンションの近くに自宅兼仕事場を越したのも彼に近づく最後のチャンスのつもりだった。
しかし、勇介が見合いをしたと聞いた夜から全てのタイミングがずれ始めた。

納得いかない。
郁子のどこかに自分の影を感じる気もするが共感できない。
本当に彼女はそれでよかったの?
私もあまりにも臆病でいると時間の残酷な波に飲み込まれてしまうのであろうか。嫌だな。

あの日 、あなたは ★★★★☆
ジゴロの存在なんて 私には全く信じられないけれど
彼女が10年も愛し続けた男とそして身も心もいつの間にか
奪われてしまったジゴロは確かに彼女の心の奥深く、刻まれた。
彼女が10年も一人の男を愛し続けることも、嘘をついたジゴロを
迎えようとする気持ちも、若いときだったら信じられなかったけれど
今の私には、ものすごく分かる。

いつも表面的には冷静な彼女の奥深くに潜む女の深い愛・・・。
久々に私の中ではヒットです。

読みやすいので夢中になってしまう。 ★★★☆☆
この作者の本は読みやすく、言葉の使い方がきれいなので、いつも夢中になって読んでしまう。この本も恋愛のやるせなさや皮肉などがとても面白く書かれていた。