平安モノでここでの評判も良かったので購入しましたが
残念ながら私の好みではありませんでした。
といっても、私の好みが王道から外れているので、普通の方には問題ないかも？

確かにテンポよく読みやすいのですが、正直言葉遊びが過ぎて鼻につくし、
その分、気持ちの揺れの描写が薄いな〜というのが印象です。
平安らしさも感じられず・・・
平安コスプレ萌えBLって感じでしょうか。
挿絵があまり好みでなかったかも。攻めがあんまり見分けられなかった・・・

入れ替わりで平安貴族が現代に来るおはなしも出る予定のようですが、
こちらは多分、読まないと思う。
兄ちゃんが攻めですかね？

牧山さんの著書は何冊か購読済みですが、今回は思わず初レビューです。

平安ものでファンタジーて一体？と思いつつ、期待と不安半々に発売を待っていました…が、これは良いです！ファンタジー要素はタイムスリップに対してのみ。それ以外は至極平安時代の日常です。しかし、平安といっても風雅にしっとりしているわけではありません。そこは流石の牧山節！

特筆すべきは会話のテンポと言葉のチョイスのおもしろさ。
そして登場人物のキャラの個性が明確でわかりやすく、ブレないこと。
平安人（攻）と現代人（受）という時代や習慣のギャップを上手く生かした双方向ボケツッコミのようなコミカル且つリズム感あふれる会話がグイグイと世界に引き込んでくれます。歴史背景に沿った表現が多いにも拘わらず、堅苦しさを微塵も感じさせません。基本コメディですがラブとエロは切なく濃厚。互いに対する気持ちの描写などは流石にグっとくるものがあります。
王道（強引絶倫攻×ツンデレ）の萌えをしっかりと感じらました。

イラストもお上手で良いです。
作品はコメディなのに絵柄は上品で艶っぽいというこのギャップがむしろツボでした。

個人的に牧山さんの作品の中で一番好きかもしれません。
シリーズものとのことで、今後の展開に期待します。

ここのところ、牧山さんの新刊は制覇中かつもともと好きな平安時代物なので購入。
時代物＆タイムスリップ物なのでどういう話になるんだろうと興味津々で即読。

高貴でさらっと尊大な攻め・頭中将×じゃじゃ馬受け・現代人の会話の応酬がすごく楽しかったです。
話のアップテンポさと雅なイラストがミスマッチなようで、むしろすごく合っているし、
コミカル感のあるイラストもあってよいと思いました。
こういうコミカルな時代物ＢＬはなかなかないですし、ＢＬでもないし、話も全く違いますが、
昔大好きだったコバルト文庫の名作を思い出しました。
この本は１つのカップリングで完結していますが、シリーズ化もされるようで続巻が楽しみ！
登場人物も時代設定上多いですが、キャラもGOODで立ち回りも絶妙！と充実感のある作品です。
脇に帝×陰陽師ＣＰ？もあるようで、主人公たち以外のキャラもとても面白く楽しめた！！
総合的に★6個つけたいくらいにはとても気に入りました♪