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坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)

価格: ¥670
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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明治時代 ★★★★★
司馬遼太郎氏の歴史小説です。秋山兄弟・正岡子規を中心に時代を描きます。正岡子規の結核の病状は悪化し、死の淵にありながら、自分の俳論の主張を続けています。一方、明治国家は、日清戦争を戦います。この巻のハイライトは、黄海海戦での日本海軍の戦い振りだと思います。日清戦争時代の日本の歴史を描きだします。面白いです。
雄大な明治魂の連鎖。 ★★★★★
日清戦争から始まるシリーズであり、その時代に生きる人びと、国を守るべく奔走する人々の気概を大いに感じられます。
こういった戦争は、ヨーロッパ列強が虎視眈々と政略を謀るため、自らの手を汚さずアジアの国々に武器を与えて、お互いの自滅を誘う展開であることを本書は強く語っています。
そう分かっていても、茹でガエルにならないためにも、ヨーロッパ諸国の力を借りながらでさえ前へと進まざるを得なかった日本の選択がよく理解できます。
確かに猿まねなのかもしれないが、ちょっと前までちょんまげで、明治維新からまもなく急速に成長していくところは、その当時の人びとの気骨、気概というものに尽きると思います。
逃げることはなくからだをはって突き進むことに加え、1対1の対決ではなく、組織行動による集団の決断力により成し遂げたものは、猿まねを越えた新しい試みであったと思います。
こういった戦時下とは打って変わって、俳句・短歌の世界でも古き伝統を越えて、ひとつの新しい概念が生まれてきたことを並行して書きとめています。
どんどんストーリーが流れていきますが、それはゆったりと大河のごとくであり、その時々の雄大なロマンにただひたすらに満喫するばかりです。
明治人の明るさ ★★★★★
日清戦争という大きな戦争を初めて経験する日本。
その中で秋山兄弟も出征し、子規(以下、ノボさんと呼ばせてもらう)は病床で戦報を聞くことになる。
海外の戦場で活躍している真之を想像したとき、ノボさんはどのような気持ちになったのだろう。きっと羨ましかっただろう。それでもノボさんは恨みごとを言わない。帰ってきた真之とも将来に向けた話をする。この爽やかさこそが、司馬さんが描きたかった「明治の青春」なのだと思う。
死期が近いことを悟りながら、明るさを失わなかったノボさん。司馬さんが主人公の一人に選んだ理由が分かる。
丁寧な包装でした ★★★★★
エアパッキンできちんと包装されていました。商品も新品同様で満足度高しです。
大国の戦争の時代 ★★★★★
ロシアの建国史に大幅な頁数をさいている。
幕末から明治期、日清戦争から日露戦争へと続く世界的な動乱の時代、どのように各国の思惑が絡み合って戦争が起きてきたのかが詳細に綴られる。
今まで漠然としていたものがクリアになった。すごい。非常に勉強になる。
主人公3人もそれぞれが際だってきたが、正岡子規がものすごく魅力的。
1度会ってみたかった。
ただ、戦争とは悲惨なものだということを念頭に読み進めたい。