親子愛、人間愛、祖国愛
★★★★★
戦場カメラマンとして過去の仕事に傷つき、人間として、見えない十字架を背負って苦悩する父親。国を裏切っても愛する人を命に代えて守る男。また、祖国の為に、決死で襲い来る、某国の戦士。それぞれに愛するものの為に何を選ぶのか?アクション映画というより、男とは、父親とは、大切なものを護る為にどうするのか、を描けた良作といえる。ちなみに、雪山斜面吹雪で、50メートル、伏せた標的に、射的させるのは、至難でしょ?何度も繰り返し見てしまう作品だ。
惜しい・・・
★★☆☆☆
映画は賛否両論の嵐ですね。導入部分で主人公のバックグラウンドの説明がちゃんとあります。さぁここから何かが起こるのか?雪山で何が起こっているのか?と少し興味が沸いて後の展開に集中したのですが、ん?何だかこのシーンさっきも見たぞ的なデジャブ映像の連続で段々睡魔に襲われてウトウト・・・「ばきゅーん!」という銃声でハッと目が覚めて画面を見たらまだ雪山のシーン。雪山なのにダイナミックさの欠片も感じさせないカメラワークが泣ける!ワイド画面の無駄遣い。カメラマンは必死でシャッターを押してるんだけど後輩クンが横で何か言っている。極寒の中、健気に先輩を気遣うんだけど雪崩に巻き込まれて助けられる始末・・・自分が先輩を過酷な雪山に誘っておいて時々「テヘ」と笑って和ませる、そういう映画なんですね。日本がある画策により危機的状況に巻き込まれている最中なのに死の恐怖に対する鈍感さを持ち合わせている現代人(後輩クン)と家庭を顧みない自己中な戦場カメラマンの壮大なヒューマンドラマ。ただそう言い切るには少々恥ずかしさがあります。少なくとも日本の危機を実感させてくれなければチープなミッドナイトドラマ(深夜ドラマ)のノリになってしまいます。大人数で同じ船に乗るならバランスよく立たないと船が沈んでしまう。突っ込みどころの多さなら他の追随を許さない作品ですよ。後半はgdgdですが、それは自分の目で見て確認してください。
まぁ、ハリウッドの真似しようとしてもねぇ・・・
★★☆☆☆
酷評しきりのこの作品、たしかにハリウッド級のドはでアクションを期待する向きには、全く外れの作品でしょう。かけるお金の桁が違うモン。かくいう私も、至る所で「あ〜??それはないよねー」とつっこみたくなる場所が続出であった。
昔の円谷映画のような特撮映画しかない時代ならいざ知らず、目の肥えた日本の観客を相手にするにはいかにもチープな作りであった。ディテールへのこだわり方が彼の地とは桁違いのレベルなのである。
総理大臣が無精ひげを蓄えているのもご愛敬。ただ、ラストの一言のために藤竜也を起用したのだな、と得心した次第。
あらためて、日本には日本人にしか撮れない映画を作る必要があるのだと痛感させてくれたと言う点では意味のある作品か・・・・
インパクトのない玉木
★★★☆☆
「のだめカンタービレ」の後に玉木宏が出た映画ということで見た。映画全般に対する感想は他に譲る。あり得る話なのか、それとも荒唐無稽な話なのかさえ解らなかった。
ここで玉木は、大沢たかおの演じる主人公の高校時代の後輩「落合」を演じる。ビジュアルは「星ひとつの夜」の「岩崎大樹」で20代の美しさの頂点と言って良い頃だが、全く印象に残らない。美貌も際だたない。最後は “え、そこで死んじゃうの!”と思った。
今すぐ下山するという西崎に対し、スクープを追いかけたい落合が、「ハイハイハイ。解りました。それじゃあ一人で行って遭難して死んじゃいますからね。いいんですね。」と言い、「勝手にしろ。」と返されるやりとりは、落合が西崎の落としどころを心得ていて、二人が気心の知れた仲ということが伝わる楽しい場面のはずだが、もうひとつ面白くない。缶切りなしで桃缶を開けようとする場面も同じだ。
さらに、雪崩に埋まった後で、自分の過去を語って、「ジャーナリストが笑っちゃいますよね。また逃げて帰るんだ。俺にはお似合いですけどね。」と命を救ってくれたロープを捌きながら言うせりふも、インパクトは薄い。甘えてすねているのか、本当に自分を情けないと思っての言葉なのか。後者だからこそ死ぬ間際の「おれ、引き返さなかったですよね、今度は。」が生きてくると思うのだが、それがはっきりしない。
ただ、それで心を変えた西崎から「早く食え!」とビスケット?を渡されてうれしそうに食べるシーンは良かった。この人は、ホント、ものを食べるシーンが良い。
大沢たかおにつられて購入しましたが、すすめません!
★★☆☆☆
パッケージ裏で内容とキャストをチェックしたときは、
すごく面白そうな気がしたのに…なんかとても残念な出来でした
つっこみどころについては、他の方のレビューどおりです
本当にあのフル装備の工作員の皆さんはどこからわいて出るんでしょうか?
どうして目立つ服のまま移動するの?
とりあえずやられちゃった隊員さんの白コート借りようよ…
でも、好きな俳優さんがそろってるし、ま、いっかで観てたんですけど、
…このオチはないよ、これじゃ某○るまげどんじゃん!
せっかく能天気な展開で、ここまで来たんだから、
最後も雪崩起こして工作員全員飲み込まれるくらいでいいじゃん!
大森南朋は何のために出てきたんだろう…
いつもだったら、原作読んでみようかなという気にもなるのですが、
原作も同じオチだと思うと、今回はその気も起きません…
これなら、数年前に散々文句をつけた
「亡国のイージス」(映画版)の方がずっとマシでした…
ポイント合計11倍
★★★★★
少し古いけどお気に入りの映画だったので、ポイント11倍の魅力に負けて購入しました。お得な買い物でした。