・32 Variations in C Minor for Piano on an original theme, Woo 80
・15 Variations with Fugue in E-flat Major Op. 35
そして永くポリーニにもこの名曲のアルバムがなかった。よってグルダやブレンデルの演奏を聴かざるをえなかったわけだが、それが叶えられたのがこのアルバムである。
主題はよく知られた『ドイツ舞曲』(どうやら『靴屋のつぎ皮』という題名らしい)をベートーベンは4年をかけて33の大作の変奏曲に仕上げた。やはり後期ピアノ・ソナタに通ずる部分を多く持っている。ポリーニにしては珍しくレコーディングに6日間という長い時間をかけている。ほとんどが1分以内、第14変奏が3:26、第31変奏が4:49、第32変奏(フーガ)が2:54、最後の第33変奏が3:58という構成のこの変奏曲をポリーニはある時は後期ソナタのように、ある時はゴルトベルクのように響かせる。とても響きがいい演奏である。
いつかポリーニにバッハのゴルトベルク変奏曲を出して欲しい。そういう気持ちにさせる演奏だ。
・32 Variations in C Minor for Piano on an original theme, Woo 80
・15 Variations with Fugue in E-flat Major Op. 35
そして永くポリーニにもこの名曲のアルバムがなかった。よってグルダやブレンデルの演奏を聴かざるをえなかったわけだが、それが叶えられたのがこのアルバムである。
主題はよく知られた『ドイツ舞曲』(どうやら『靴屋のつぎ皮』という題名らしい)をベートーベンは4年をかけて33の大作の変奏曲に仕上げた。やはり後期ピアノ・ソナタに通ずる部分を多く持っている。ポリーニにしては珍しくレコーディングに6日間という長い時間をかけている。ほとんどが1分以内、第14変奏が3:26、第31変奏が4:49、第32変奏(フーガ)が2:54、最後の第33変奏が3:58という構成のこの変奏曲をポリーニはある時は後期ソナタのように、ある時はゴルトベルクのように響かせる。とても響きがいい演奏である。
いつかポリーニにバッハのゴルトベルク変奏曲を出して欲しい。そういう気持ちにさせる演奏だ。