影響を及ぼすことのできる側面の評価の仕方
★★★★☆
ISO14001では,「プラスの環境側面」というワーディングはされていないが,「影響を及ぼすことのできる側面」についても評価しなさいとある.すなわち,直接的な環境影響が,紙ゴミ電気に代表される目の前に見える負荷なのに対し,間接的な環境影響として目の前に見え難いだけに,評価には苦しんでいる組織が多いだろうが,本書はどのような着眼点から評価すべきかを,実際に14001に携わっておられる碩学の皆さんが解説しておられる.
サービス業や事務部門など,直接的な負荷が小さい場所では,今後の環境影響評価では,プラスの環境側面は避けては通れない.そんな組織について,実際の会社の評価の実例を挙げて解説されており,大いに参考にできる.