一応、推理ゲームの体裁をしてますが、
推理ゲームとしては全然面白くありません。

ただ、元々が実写ドラマですので登場人物がよく動きますし、
お決まりの台詞は本人の声付です。
他にもコーヒーを飲むミニゲームなど、
相棒ファンならにやりとすることが多いです。

特に秀逸なのが「ドラマモード」のストーリーの途中で
セーブしたデータを読み込むとき見られるあらすじです。
ストーリの進行具合をトリオ・ザ・捜一＋米沢のコント（？）で説明されます。
これが見たくてセーブしてはリセットを繰り返してしてました。

ドラマを小説化した「ノベルモード」は話のセレクションはよかったですが、
肝心の文章がちょっとアレで画面も読みづらいのが残念でした。

選択肢を間違えた時のペナルティもないですし、
推理ものの難易度としてはかなり低い方です。
右京さんが華麗に推理して解決しまうので
「自分で推理したい！」という方には不向きです。

元々相棒は、テレビシリーズでも「推理する」というよりは
人間ドラマの方に重きをおいてる印象だったので、
ゲームでもそういうドラマが見れて面白かったです。

プレイする方がどちらを重要視するかで、評価が変わってくると思いますが、
私は「相棒らしいゲーム」だと思います。

ドラマモードのシナリオが３つで、
それを読み終わるのにだいたい８時間弱くらい。
欲を言えば、１つくらいはめちゃめちゃ難易度が高い、
ペナルティも科せられるようなストーリーが欲しかった。

右京さんや、亀山くん、伊丹警部の声や
ちょっと動いてる仕草を見れたのが、懐かしく嬉しかったです。

推理ゲームとしては、ちょっと甘すぎる面があるのですが、相棒としては非常にリアルな作品です。

シナモンがかわいいので、あそべました。
メニューを言うときになかなか認識をしてくれないので、先になかなか進めませんでした。
移動のときに友達に会う回数がもっとあったほうがよかったです。

正直、推理ゲームとしてはいかがな物かと思った。ただ、相棒が好きな人にとってはたまらないのではないだろうか?

ドラマモードの3話目がとにかくイイ。導入も、終わりもまさに相棒。吉川さんご夫婦、娘さんの思いについ涙腺がゆるんでしまった。派手さは無いけれど、とてもしっかりした素敵なシナリオだった。今、再度やってみてもそう言える事がすごい。是非、あのままのキャストでテレビドラマ化を希望したい。