最近進出著しい中南米のラテンシンガーだが、ルイス・ミゲルは自他ともに認めるラテンのスーパースター。このアルバムは彼が出した3枚の「ロマンセ」シリーズをまとめたもの。このロマンセシリーズは、ルイス・ミゲルのオリジナルではなく、ボレロを中心としたラテンの名曲をカバーしたもので、この「ロマンセ」シリーズによって、より"大人"の歌手として認められるに至った。
もとより曲はラテンの名曲揃いであり、ほとんどがいわゆるバラードである。ルイスもノリにノッて絶唱しているアルバムの完成度は高く、ポピュラーミュージック好きなら無駄な投資にはならないだろう。もしオリジナルアルバムが聞きたい場合は、少し古いが「アリエス(ARIES)」がオススメ。