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田中希代子~東洋の奇蹟~

価格: ¥3,000
カテゴリ: CD
ブランド: キングレコード
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田中希代子の演奏はとてもすばらしいです ★★★☆☆
田中さんの演奏はとても力強く聞き応えがある。
残念なのは、ベートーベンのオーケストラが若干ピアノ負けしていること。

ヨーロッパのオーケストラのモーツアルトと聴き比べると若干おとって
しまっているのが残念。

結果として、☆3つですが田中さんの演奏を堪能できる
すばらしいCDであることは間違いないと思います
「参考にならない」とされるのを覚悟で ★★★☆☆
当時の情勢を考えると、これだけのピアノを弾いた少女が日本からはるばるやってきて弾いたと言うことは驚愕に値するとは思う。しかし、絶賛されているレビュアーさんが多いので顰蹙を買うだろうが、いろいろな要素を排除して純粋に聞いてみると資料的価値こそ認めるが演奏には難があると思う。
コンチェルトでは練習不足なのか、ずいぶんとはしょって弾いてるところもあるし、ミスタッチにしても「気になってしまう」部分で結構ある。ホロヴィッツだろうと、アルゲリッチだろうとミスタッチをするのでことさらミスタッチをあげ連ねて、それで否定するようなことはバカバカしいとは思うが、弾きこみが足りないことからくる弾き飛ばしはやはりいただけない。
しかしながら、やはり先にも書いたように情勢からすればすごい演奏をしたものだとは思うし、おそらく恵まれた状況下で録音したり、そもそも練習だって出来たとは思えないのでこういうことを書くのはフェアではないかもしれない。
ただ、この演奏でもって決定的な名演というのも違う気がする。こういうすばらしいピアニストがいたという資料としては持っていても決して損ではないし、持っていて欲しいとも思うが、どの曲に関しても決して一枚目、もしくは唯一のCDとはしないで欲しい。

個人的には「舟歌」に関しては、雰囲気が好き。
感動的な演奏 ★★★★★
十数年前になるが、田中希代子が亡くなって間もないころ山野楽器から”Eternal Recording of Kiyoko Tanaka"と題した5枚のCDが発売された。当時このCDを聞いて非常に感動したことを覚えている。今回、モーツァルトのソナタK331が新たにCD化されたのを知って、これを聴くためにこのアルバムを購入して聴いてみたが、以前の感動を改めて再現して非常に満足している。

田中希代子のピアノは邪心がまったくなく、タッチがこの上なく純粋で深みがあって美しく、一音符たりともゆるがせにせず弛緩したところがまったくなく、聴き手の心をひきつけずにはおかない。こんな魅力的なピアニストをわたしは他に知らない。

今回のアルバムでは、2枚目のベートーヴェンとモーツァルト、ドビュッシーが彼女の魅力を遺憾なく表している。1枚目のショパンの協奏曲はブライロフスキーの1949年の演奏(恐らくこの曲最高の名演)を手本として演奏したもので、比較して聴いてみるとおもしろい。無双の名手には敵わないがひたむきなところが好感がもてる。

かつて発売されたモーツァルトのコンチェルト24番は驚くべき名演であり、ショパンのプレリュードの全曲もアルゲリッチやポリーニに勝るとも劣らない魅力ある演奏であった。

ドキドキするピアノでした。殊に、DISC2!!! ★★★★★
 だいぶ前になりますが、田中希代子さんのピアノでサン=サーンスのピアノ協奏曲を聴いたことがあります。その時耳にしたピアノがなぜか忘れられず、今回このCDを購入して聴いてみました。DISC1のショパンの「ピアノ協奏曲第1番」から、音の粒立ちの美しさと、強弱の振幅が大きいダイナミックな演奏に魅了されました。
 とりわけ、DISC2のベートーヴェンの「皇帝」と、ドビュッシーの「花火」が素晴らしかった! 凛として張りのあるピアノの音の煌めき、弾ける音の火花が散るような響きにぞくぞくしましたよ。「皇帝」コンチェルトなど、鳥肌もんの演奏でした。
 さらに、CDのライナーノートの文章でこの女流ピアニストの不治の病と、それによって演奏家の道を絶たれたことを知り、胸が締めつけられました。

演奏録音年月日を記載しておきます。
◎DISC1(モノラル録音) 「ピアノ協奏曲第1番」「練習曲 op.25」〜3曲 1955年3月(ワルシャワ)、「前奏曲 op.45」「夜想曲 op.62-2」「舟歌 op.60」 1964年12月27日(NHKスタジオ)
◎DISC2(ステレオ録音) 「皇帝」 1966年6月13日(東京文化会館 N響定期演奏会でのライヴ)、「ピアノ・ソナタ K.331」 1960年12月22日(キングレコード・スタジオ)、「花火」 1961年12月(文京公会堂)
原点*ピアノソナタ11番・・・の最高の演奏! ★★★★★
躊躇なく・・・モーツアルトのソナタ:K.331 の最高の演奏だ!!!
幼き日にクラシックの音楽の世界へ誘ってくれた、あのピアノソナタ・・・
エドヴィン・フィッッシャーの演奏は名演だが、ベートーヴェン的?ギーゼキングのものをよく聞くが・・・不遜にも「マダマダ・・・と胸に秘めて」幾月・・・NHKのクラッシクアーカイブで聞いたのみの希代子さん!みなさんの評判で「このCD」と確信した・・・・が、思ったとおり・・・どころの騒ぎではない!まったくそれ以上の・・・衝撃!!何も足さない何も引かないのに、何と言う真実味! 風神のサッと通り過ぎていくように、時を忘れて聞いてしまう・・・その後にさらなる感動が、その響きが、彼女の絵姿が繰り返し押し寄せてしまう。なる程「若鮎の跳ねるような」「指が鍵盤に吸い付いているような」の意味とその威力がよく判る。銀の玉雫のサトイモの葉の上を転がるような・・・まろやかで、うれしく、悲しく、厳しく、力強く・・・生き生きとしかし一抹の憂いを含み麗しく・・・しかしそれ以上に漂う「何ともいえぬ不思議な響き」また、なぜこんなにも希代子さんの演奏している姿がくっきりと浮かんできてしまうのだろう? 冬景色も浮かんでくるよ。モーツァルトにしかできないよ、きっと、こんな演奏は! S・ネイガウス、ヴァイオリンの渡辺茂夫そして田中希代子・・・20世紀後半にこのようなたいへんな人たちがいて世紀の変わり目に再発掘され「既にレジェンドとなる」トルコ行進曲も、大概の演奏では退屈してしまう部分もあるのだけれど・・・希代子さんのは・・・全く信じられない!こんなにも夢中になれるなんて、こんなにも芸術的なトルコ行進曲なんてあり得ない!! 他のショパンも(特にネイガウスの如くこんなにも暖かくてやさしい舟歌!)「皇帝」もよいです!滋味とやさしさに溢れ、切々と胸に響いてしまう。漂う威厳、その光輝、貴さ!「花火」は彗星が飛び交い墜落するような・・・・何かスゴイ情景です、心持ですーーア然としてしまいます。
* モーツァルトのピアノ協奏曲24番のCDも再発してくれーー!!!