何を信じる!B−17爆撃機機長スティーブ
★★★★★
本映画は全編モノクロ作品という事もあってか、非常にリアルな映像
から作られている。大戦中のイギリス空軍基地からドイツを空爆する
B−17爆撃機が主な舞台である。戦争にも女性に対しても屈折した
感情を持つ機長、そこへ対照的に好青年である副操縦士を並べる事で
機長の異常なまでの言動を際立たせている。
本作品が傑作と言われる所以は、この映画の結末にある。
余りに衝撃的であり、思わず何故に・・と言葉を失い、この映画の意味
を考えさせられる。
「頭上の敵機」に並ぶ一級作品。