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(ハル) [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: バンダイビジュアル
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   人生に行き詰まりつつあるサラリーマンの逸見(内野聖陽)は、「ハル」というハンドルネームでパソコン通信を始め、やがて「ほし」と名乗る人物とのメール交換が始まる。しだいに「ほし」が女性(深津絵里)であることがわかり、彼女もまた、人生に悩みつつ日々を生きるひとりの若者であることを知る…。
   森田芳光監督が、まだメールという言葉が一般的でなかった1995年に、お互い顔も知らぬまま恋に落ちていく男女の姿を、画面いっぱいのメール文字を中心にしながら描いていくという実験的要素と、時代を先取りする卓抜したセンス(アメリカ映画『ユー・ガット・メール』よりも早い)で繰り広げていくラブストーリー。主人公ふたりがさまざまないきさつを乗り越えて、ようやく出会うラストシーン。そこでの台詞の美しさたるや!(的田也寸志)
異色とも言えるけれど、実は普遍的な「読む映画」 ★★★★★
DVDに収録されている「森田芳光監督インタビュー」で森田監督はこんなことを言っています。
「洋画を観るときには字幕を見て笑ったり泣いたりしている。映像を見ているのではなくて字を読んでいる。だから文字も映画の重要な要素だ。それで文字だけの映画を作ろうと思ってメールを題材にした。」

映画の半分以上は、「ハル」と「ほし」の二人が交わすメールの内容が黒地に白い文字で映し出されるだけという異色作ですが、それを読みながら言葉のひとつひとつをじんわりと感じ取っていくうちに、普通の映画以上に惹き込まれていきます。人が言葉を介して人と通じ合っていき、その想いがやがて恋愛へと導かれていくという普遍的な情景をじっくり時間をかけて表現しています。恋愛映画「ユー・ガット・メール」(1998)もメールがきっかけではありますがメインは現実世界(オフライン)ですし、掲示板で大勢の人の言葉が交錯する「電車男」(2005)とも全く違います。

この映画が公開された1996年3月はWindows95が1995年11月に日本でリリースされてから半年弱。パソコンが爆発的に売れていましたが、まだ「インターネット」ではなく、アスキーネット、PC−VAN、ニフティサーブなどの「パソコン通信」が主流で、女性ユーザーは少なかった時代。また、ポケベルが急速に拡大していましたが、携帯電話はまだ一部の人しか持っていなかった時代。そういう時代だったからこそ生まれた映画だと思います。

当時はまだ知名度の低かった深津絵里ですが、ほとんどセリフがないこの作品でも、パソコンのモニターを見つめるわずかな表情の変化で見事に気持ちを表しています。この作品で日本アカデミー賞 優秀主演女優賞などを受賞し、翌年1月からの「踊る大捜査線」で一気に知名度をあげることになります。
日韓の温度差 ★★★★★
 昔、韓国映画で「接続」という映画がありました。どちらもパソコン通信(メールでないところがミソ)を通しながら、心の傷を癒すというところは同じです。が!クールな乾いた感じで評価された「接続」と、「人間観」の温かさは断然ある「ハル」とでは、断然私は「ハル」を推します!(というか好きです)韓国映画は、熱くならない人間関係の淡々とした美しさを全面に出し、この映画は無機質なパソコンを媒体にしながらも「心」がつながっていたい人間の本質を温かい目線でとらえていると思います。ラストシーンでもその違いが歴然。
 ついでですが、「ハル」役の内野聖陽さんの若さは今になっては懐かしいぐらいです。演技派と評価され、多彩な芸風をもつ彼ですが、このころの繊細な演技は今の彼にはないもの。このころの彼が「蝉しぐれ」の文四郎役をしたらおもしろいかも・・・。なんて思いながらDVDを見直しました。深津絵里は本当にかわいいし、けなげだし必見。村上春樹の本が大好きなキャラクター設定もにくいです。
 実は、私の友人もこの映画のようにパソコン通信で出会い結婚しました。友人からそのことを聞いたときはびっくりしたものですが、この映画を見ると「なるほど〜」と納得したものです。出会い系サイトが流行する前の、昔々のお話です。
ふかっちゃん ★★★★★
今やすっかり演技派女優なふかっちゃんも好きですけど、この頃も自然な感じでいいなぁ。

基本チャットを追う形で進むのでセリフは極めて少ないのですがその分より表情が引き立っています。2度会うシーンがあるわけですが、やられた!と思いました。
含みを持たせた終わり方は映画的手法でごくありふれたものかもしれないけどこれほど納得出来たものはないです。

挑戦的な森田監督らしい秀作です(^-^)(^-^)
メールが一通届いています ★★★★★
昨今の深津さんの演技もいいけど、『(ハル)』のほし役(カワイイ!)はとても自然体でいいと思います。森田監督が「最初は文字だけで映画をつくりたかった」と言ってるように、ある意味主役はパソコンの文字であり、心情を語り、エピソードを積み重ね、狂言回しの役割を担っていることが、逆にハルとほしの場面にリアリティを与えているように思います。事実上のクライマックスである新幹線のシーンも印象的だけど、ほしがおしながきを書いてたり、村上春樹、宮沢賢治の愛読者だったり、天気予報の電光掲示板等のディテールもすごく印象に残ってます。でも何と言っても「メールが一通届いています」、その後のほしの表情がこの映画の全てのような気がして、ハルがノートパソコンを抱きしめるようにしてソファーに寝転がる姿が全てのような気がして、またこの映画が観たくなってしまうのです。私もこの映画に出会えてよかったです。
コンキチ&ナターシャの絵本ナビ ★★★★★
この映画好きなんだー、だから深津絵里も大好き
(ハル)というハンドル名でパソコン通信を始めたばかりの
速見昇は、映画フォーラムで知り合った(ほし)と名乗る男と
メールのやり取りをするようになった、実はほしは女性で・・・
今見たらダサい映画かもしれないけど、この映画がきっかけで
PC始めた人って多いような気がするなー!映画館で
見たわけじゃないので採点は甘くするけどきらきらした
素敵な映画だったと思う、でも最近のフカッチャンは怖い
役回りが多くて可哀相だなーって思います、もっと繊細な
役のほうが合っていると思うのはファンだからかなー。