このあいだ昔のR100RTを手に入れました。プロペラ機みたいなテイストがいいなあと思って。で、バルブクリアランスの調整をしてみようかなと思い、車体に付属するライダーズハンドブックを読んでみたのだけれど、どうしたらバルブを動かせるのかよくわからず、ゆずっていただいた人にお聞きするのもなんだな・・・という状況下、この本を買ってみました。あたりをつけたところだけ英和辞典を片手に読んでみたら「・・あるいは、ギアをトップに入れて後輪を回す。こっちのほうが簡単」とのことでした。そりゃそうだ。あたりまえだ。こういうのを「膝を打つ」というのでしょうね。
メンテナンスの項目ごとに難易度マークがつけられており、自分ができることがどんなことであり、できないことがどんなことであるかがよく理解できます。迷える小羊を導いてくれる救世主であることにまちがいはないので満点をあげたいところですが、日本語版がないので星は4個。バイクのしくみを知りたいという欲求に応えてくれるたいへん良い教科書だと思います。