ヨミさまぁ…
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この漫画は、
とっても部下思いの優しいバベルの塔正党継承者ヨミ様が悪鬼バビル2世を打倒し、世界を平和におさめようとする愛と勇気のお話です。
まあ嘘なんですけど。バビルが悪鬼なのは本当ですけど。
正直敵のボスであるヨミ様の方に感情移入しちゃいますね。年くってくると。
部下思いだし、勤勉だし。バビルがひたすらに圧倒的なのでそれを知恵と人海戦術でなんとかしようとするのがですね見てて応援したくなっちゃうんですよ。
中年男の悲哀?がんばれーっていいたくなる。
まあ結局はバビルの主人公とは思えない一手にひっくり返されちゃうんですけどね。人質とか。
あとこれを見た後にOVAジャイアントロボを見ると実に幸せです
超能力ものの傑作です
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バビロニアの時代からある、バビルの塔。
そこの主は、超能力者だった。
名前は、バビル2世。
3匹のロボット、生物を従えて、悪の超能力者ヨミと戦う。
実力は、伯仲している。
思いがけないことに、3つのしもべは、ヨミの超能力にも従うことが
わかった。
戦いはヨミ有利に働くが?
バビル2世の魅力
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私が横山光輝作品を読むのはこのバビル2世が初めてです。第一巻を読み終えた後、激しい後悔をしました。
というのも「何故こんなにすごいマンガを今まで読まずにいたのだろうか」という思いが湧いてきたからです。
どこがすごいのかと言うと、読み出すと止まりまらないんです。話にたるみが無く、どんどん展開していきます。
さらに注意深く一コマずつ見ていくと、普段なら見落としていますような細かい演出に驚きが隠せません。
一例をあげれば、ある一コマでは「今夜九時」とあります。そのあとで時間がしばらく経ちます。そして時計が登場します。
針は「午前三時」を指しています。登場人物の性格、セリフや仕草だけでなく、緻密な構成が魅力です。