これ、すごいですね
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水城さんってBLのヒトっていうイメージがすごくあったんですが、偶然4巻を手にしたことでその先入観が見事に覆されました。
1巻から読み始めたわけでもないのにいきなり物語の中に引きずり込まれて、家に帰る前に本屋に寄って全巻購入したほど。久しぶりにドキドキしました。
何というか…自分が何者であるか探し続けるというある種普遍的なテーマを扱っていながら、全ての登場人物が課題を乗り越えられるわけではない、ってところにすごく惹かれます。誰かをすごく好きになって、その人を自分のものにしたいと願うあまりに自己と他者の境界があいまいになる。ナイフの刃先ぐらいのその一瞬を危ういバランスで切り取って、こんなに美しく描いてくれた作家ってあまりいないかも。
早く5巻がでないかな。じりじりしながら待ってます。
ドキドキ感…
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水城せとなさんの描かれる世界観が本当に大好きで、この放課後保健室の作中にもどこか怪しげな雰囲気が漂っていて毎回読むたびに新しい発見があるような気がします。
真白の揺れる心がとても切なく蒼を見るだけでドキドキしてしまい、でもいざとなると強気に自分から距離を作ってしまう…。そんな心情が痛い程伝わってくるリアルな恋模様が描かれています。
今回は蒼との距離が一気に近くなりましたが、その分紅葉との関わりに小さな溝が出来てしまったような気がして少し寂しくなりました(TロT)
けれどこれからの三人の行き先がどうなるのかとても気になり楽しみです。
加速していく
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放課後保健室はこの第4巻で新たな盛り上がりを見せます。ハラハラどきどき、そして切なくもきゅんとさせるこの4巻ぜひ読んでくださいね!!表紙のデザインもいいです♪