今まで全く知らなかった作曲家だったが、たまたま見かけて、評価が良かったので試しに購入してみました。

第1番は特に、素晴らしいとしか言い様のない曲でした。循環形式を上手く活用し、最終楽章のフィナーレは感動的なものでした。
第2番も新鮮なメロディーも多く、2楽章は非常に表現豊かな曲になっています。

久しぶりに自信を持って他人にオススメできるCDが出来ました。全く知らない方も、是非耳に入れて欲しいものです。

これほどの名曲が、これほどのすばらしい演奏で、これほどの優秀な録音で、これほどの安い価格で聴けるというのは、ほとんど奇蹟であるといえるかもしれない。カリンニコフの２つの交響曲は、ロシア音楽史はいうまでもなく、世界の音楽史においても最高の傑作であることは間違いなく、そのあまりにも美しく、あまりにも感動的な旋律は、とても涙なしで聴くことはできない。

カリンニコフを知る人は第１番がきっかけの人がほとんでしょう。
私もその一人です。　もちろん第１番は何回も聴いています。　ですが第２番も捨てたものではありません。第１楽章の冒頭はとても暖かみがあり眩しい陽の光を感じます。むしろこの曲も、もっと知られていいはずです。　このCDの演奏が素晴らしく、価格も良いのでこれから先のカリンニコフの知名度アップに貢献してくれると思います。

　このナクソスが出した演奏によって日本でもカリンニコフの交響曲が知られるようになりました。私も高校生の時、このＣＤを買い、何度も何度も聞いたことを覚えています。メロディがすごく優しくて飽きないのです。なんちゃってチャイコフスキーみたいな印象を受けました。彼の出世作にしては大変素晴らしいと思います。この交響曲の第4楽章は昔、アメリカ空軍軍楽隊から吹奏楽版が出ていましたが、やはりオーケストラ版には勝てなかったようです。この曲は誰もが好きになると思います。カップリングの第2番も文句なしに素晴らしいです。すこし第1番に似ていますが、別の楽しみ方があって問題は全くないです。演奏は、いつぞやアンタイルを演奏した、ウクライナ国立響とクチャルの名コンビの華麗なる演奏です。

カリンニコフの交響曲といえば知る人ぞ知る幻の名作であるが
廉価盤の雄ナクソスの出しているこの演奏はいくつか出ている
カリンニコフの交響曲のCDの中でも屈指の出来である。
ゆっくりとしたテンポで歌い上げられるその哀切なメロディーは
聞くものの感動を誘わずにはおかないし、いつまでも耳に残る。

その上一番二番を同時に収録しているという点でもお得であるし、
この幻の交響曲を聴いてみようと考えている人は必ず手に入れておきたい
必聴盤である。