題名だけ見たときは、アカデミックな本かな??と思いましたが、実践で鍛えられ、役立ちそうなレベルの話が多かったです。
小さなフォントでびっしりで、読み応え十分、内容も豊富です。重要そうなことが「さらっと」書いてあるような印象で、読むのに結構パワーがいりました。が、得たものも大きかった印象です。
初心者でもOKっぽい本ですが、オブジェクト指向関連の開発の経験があれば、「なる程そーだった!」と考えさせられること、学べることが、きっとある本だと思います。
根拠としましては、この手の本にありがちな継承を崇拝していないこと。これはオブジェクト指向の本選びで重要なポイントです!そして豊富な例題により自分を見直せること、UMLを基礎から解説してあること、抽象的になりがちなオブジェクト指向の話なので実例などを含んでいることなど多々に渡ります。個人的にはオブジェクト指向の分厚い本よりもこちらの方がためになると思います。