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日本語の論理 (中公文庫)

価格: ¥760
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論社
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今でも十二分に有益 ★★★★★
日本語は非論理的なのか? いやそれは早計に過ぎるのでは、という論旨から始まる。異なる言語には異なる論理の設定法があるのではないかという点、そして、口先の技術ではなく、言語表現に論理を与えるものとしてのレトリックを推奨している点は大いに頷けるものがあった。また、「会話さえできればそれでよい」という実学としての語学以外にも、思考の道具としての語学、文化的創造性を高める道具としての語学、教育の一環としての語学、という考え方にも納得させられた。徹底的に議論して対立点を確認し合意点を探るという姿勢をとらず、勝手に議論を収束させたり、適当なところで「大人の」判断を下すような日本人的姿勢に関する章は、今となっては新しさを感じないがいまだに重要な留意点。30年前の本でありながら、今でも十二分に有益な本。
点の論理 ★★★★★
「日本語は非論理的である」という通念に批判を投げかける好著。

英語を初めとする諸外国語の論理を筋道のはっきりとしている「線」に例えるならば、日本語のそれは省略が多く理解には推量を必要とする「点」の論理である と外山氏は言う。日本語が非論理的と言われるのは外国語文法を基準にして日本語をはかった弊害であり、寧ろ外国語とは別種の論理が日本語には働いているのである。では、その別種の論理とは…?

日本語の新しい可能性を示した一冊。読めば、きっと日本語が好きになると思います(^^)