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代数と数論の基礎 (共立講座 21世紀の数学)

価格: ¥3,990
カテゴリ: 単行本
ブランド: 共立出版
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代数の面白さ、奥深さが素人にも味わえる本 ★★★★★
非常にわかりやすい。そして毎日読むのをやめられなくなるほど代数学の面白さを味わえる。
この本は初等整数論から始まる。この順番は普通の人の思考回路とあっている。

初等整数論を扱った最初の章で最大公約数、最小公倍数、素因数分解、規約、剰余類、合同、一次式などをみっちりしこまれる。初学者はまずここが大変である。しかしここを通り越すと、その後環、体、群のシローの定理まですうーっと(ときどきう〜んと考えなくてはいけないが)頭にはいっていく本である。しっかりとガロア理論や代数幾何学の入り口に立つことができる。

単項イデアルが“倍数”の抽象化であることがわかり、剰余類は“曜日”の抽象化、準同型定理も、核を“単位”とみなすことだ、と理解でき、記憶しやすくなる。

代数学をはじめて勉強する人が本格的な群論の本をいきなり手にして、“a-1 * b がGの部分群Hの元であることはHの左剰余類”などでいきなりわけがわからなくなり、挫折し、二度と代数の本を手にしなくなる前に本書を読むべきである。
説明はとても丁寧だが ★★★★☆
この本は非常に読みにくい。例がいっぱい載っているのはいいが、
それらが後のページで、例についている番号で引用されるのである。
例だけならまだしも、命題も定理も定義までも番号でことごとく引用さ
れる。いくらなんでもそれらを区別する番号までは覚えられないので、
頻繁に確認に戻ることになった。
ただ、そういう構成を気にしないならとてもよい代数の本である。
独学向き。 ★★★★★
非常に面白い本で、からの納得する微分積分の語り口と同じです。
何故楽しいか?
行間が埋まっている事。
続いて、定理の証明、高校の本のように2通りで説明しているところなど。
ですからはしょれば、半分のページでかけるところを、割愛しない
点が著者らしいところです。
予定ではガロア理論まで執筆したそうですが、そこを割愛したみたいです。そのお陰で大学の本にしてみれば特異な本かもしれません。
分かりやすい例を引くために、一章から初等整数論ではじまっているのも、とっつきやすいです。
行間が埋まっている ★★★★☆
厚さの割には数学的な内容はそれほど多くない。これは説明が丁寧であるためであろう。数学の本にしては行間がよく埋まっており,代数学の初学者にはお勧めできる。場合によっては饒舌すぎる気もするが,読んで楽しい本である。