選曲ではこれがベストでは?!
★★★★★
輸入盤・国内盤を問わず現在手に入るチンクエッティのベスト盤CDとしては今もってこれが一番良い選曲だと思う。「夢見る想い」「愛は限りなく」「アネマ・エ・コーレ」等初期の名曲たちから、テンポの緩急が素晴らしい「ローザ・ネーラ」、メリー・ホプキンよりも切ない「悲しき天使」、イタリア語歌詞を暗記する位中学時代に死ぬ程聴いた「雨」、その翌年に確かボビー・ソロと組んでサンレモに挑んだ隠れた名曲「ロマンティコ・ブルース」、そしてキャット・スティーヴンスよりも清冽な「レディー・ダーバンヴィル=白いバラ」のアコースティックサウンドで締め括られる・・・。ジャケットのいまいち感を補って余りある素晴らしい内容だ!リマスタリングを切に希望したい一枚なのだがどうだろうか・・・。