ジミー・ペイジとZepツアーをやった良い影響がギターに現れていると思います。これまでのBlack Crowesの良さとZepのダイナミクスの融合というか。バッキングというより主張の強いリフが増え、曲が印象的に。また、クリスのシャウトはさらにパワフルになりつつもサビを中心によいメロディも満載。キャッチーさとヘヴィさ、マニアックさとストレートさが混在している素晴らしい作品だと思います。
1st、2nd以降、日本での受けがどんどんイマイチになっていきましたが、僕はこの作品がピークだと思っています。ラッキーなことにリリース前にアメリカでライヴを見る機会があり、そのときにこのアルバムからの曲をほとんど聴いた上でアルバムを聴けたことが印象アップにつながっているのかもしれませんが・・・。
力強く始まる(1)、ピックアップセレクターを利用して不思議なフレーズで曲を構築する(2)、サビで思わずノセられてしまう(3)、これぞクリスの人生そのものと思えるタイトルのベストトラック(8)、しんみり聞かせる(9)、ヘヴィに迫る(10)(11)、感動的な(13)とリッチのギター、スティーヴのドラムと過去最高の出来だと思います。これでリードギターがマーク・フォードだとホントに完璧なんですけどね。オードリー・フリードも悪くないですがソロがタメやメリハリ無くなんとなく流れていってしまうのが残念。
名作2nd「Southern harmony~」のNo speak no slaveやMy morning songあたりのドロドロ感にゾクゾクきちゃうタイプの人は絶対チェック!