先日放送された、「美の巨人たち」で石川雲蝶がてがけた代表作、魚沼市の西福寺の見事な天井彫刻を見て、感銘を受けて購入。
本書は、石川雲蝶と、同時期のもう一人の彫師小林源太郎の二人の現存している彫刻作品、欄間、襖絵等の写真紹介と、作品解説のガイドブック。
寺院、神社、個人宅等ごとに、作品がまとめられている。
公開・非公開と合わせて、二人の彫師の素晴らしい作品群の写真に圧倒される。
寺院等にある作品は、訪ねても拝観できないものもあり、注意書きがある。
拝観料、拝観時間、問合せ先も記述あり。
巻末には、石川雲蝶、小林源太郎の作品一覧表、雲蝶の略年表が掲載されている。
一番身近な場所としては、小林源太郎の扉彫刻が越後湯沢の「高半」（川端康成ゆかりの宿）があった。
新潟の美味しいお酒と魚を食べて、温泉にでもつかって、雲蝶、源太郎の見事な作品を見て歩きたい、そんな気持ちになる本かもしれない。