「ファンに嬉しい書き下ろし」と宣伝していますが、この書き下ろし表紙が嫌で私は買いませんでした。
なんだか全体の雰囲気もキャラクター1人1人も、小さくまとまってしまったというか、お上品にすかしているという感じで、あののびのびした自然体でかっこいいドラゴンワールドが失われてしまっている気がするのです。
誰だか分からないピッコロ大魔王、きゃしゃで都会っ子風のちび悟空とクリリン、きゃしゃでこじゃれたブルー将軍、劇画風いい男天津飯、かっこつけな亀仙人・・・・これはこれで魅力があるとは思いますが、原作と全然違うのですから好きになれません。
絵が変わってしまうのは仕方がないとして、完全版と銘打つからにはもうちょっと考えてほしかったですね。その巻の内容の要約みたいな安易な表紙にがっかりです。しかもこんな「かっこつけ」な絵はどう考えてもドラゴンボールらしくないです。本当に鳥山明は楽しんで仕事をしたのかな?ドラゴンボールに全然思い入れがないのかな?と思ってしまいます。