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家族、積みすぎた方舟―ポスト平等主義のフェミニズム法理論

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 学陽書房
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すごいっ!これぞ革命的発想。 ★★★★★
この著者の提言をまとめてみると;
1)赤ちゃんが誰の遺伝子を有しているかということよりも、誰がその子を産んだのかを母として認定されるべき根拠とする
2)戸籍登録を含めて法的に承認されるべき家族の単位を
     「性的関係を前提とした夫婦」であることを止め
     「子供とその人を産んだ人(母)」を原則にする。
3)誰が父であるかということは遺伝子的にではなく、母によって「育児の共同パートナー」として認定された上ではじめて法的根拠を有するものとする
4)育児や介護を目的とした集団を家族と呼ぼう。それ以外の同居には法的拘束力を持たせない
実はこの考えをそのまま実行しているのが内田春菊の「わたしたちは繁殖している」である。ということは実はそれほど不自然なシステムではないということでもある。