まず音が最高です。フランスの放送局の音源なのでしょう。
リリカルなリバーサイド四部作から入って、同じ様な音源を
探している方には向きませんが、結構聴き込んでMontreux1
,What's Newなどにも親しみ、火花散るインタープレイのEvans
もいけると思われた方は迷わず購入しましょう。
何時になく燃え上がるGomezのベース、火に油を注ぐMorell。
二人を相手に四つに組むEvans,かっこいいです。丁々発止！
定番曲がずらりと並び過激に突っ込む三者のインプロビゼーション、
曲の景色が変わります。ガチンコJazzの凄みが２CD全編に貫かれています。
Jazzは楽曲を叩き台にして、今の想い、気持ちを出し合い
ぶつけ合い、話し合い、打ち解け合う物です。
７２年のパリの三者の想いを存分に楽しんで下さい。

パリ　1972年のライブ録音ですが音が最高にいいですね。なんかホールでやってるというような音の響きがします。このパリでも、よく言われるようなリリカルな演奏で素晴らしいですが、６０年代の演奏より、アップテンポで激しい感じがします。2枚連続で聴いても飽きないですね。ただ、若干、音質は劣りますが、Village Vanguard 1961の演奏の方が狭い部屋での雑音や話し声もいい感じで、まったりして個人的には好きです。