現代中国政治
目次
序章 現代中国へのアプローチ
１、中国は観察者をうらぎる
２、現代中国の三つの内実
３、さまざまな座標軸―比較研究のすすめ
４、現代中国政治研究―六つのアプローチ
５、二つの新アプローチ
６、少ない、操作された情報をどう分析するか
７、日中関係という落とし穴
８、中国現代史の時期区分
第一部 現代中国の政治プロセス
第一章 毛沢東時代の政治プロセス
１、 社会主義の選択―過渡期の総路線
２、 社会主義の国家機構―全国人民代表大会と憲法
３、 中国共産党八回党大会
４、 百花斉放・百家争鳴から反右派闘争へー毛沢東型社会主義その一
５、 大躍進運動―毛沢東型社会主義その二
６、 文化大革命―毛沢東型社会主義その三
第二章 「四つの近代化」時代の政治プロセス
１、 脱文化大革命、脱毛沢東
２、 政治改革の論議と実際
３、 天安門事件
４、 鄧小平「南巡講話」と社会主義市場経済
５、 江沢民・朱鎔基体制10年の評価
６、 中国政治の転生―三つの代表と憲法改正
７、 重い課題―三農問題
第二部 中国の国家・党・軍隊
第三章 国家の制度とその機能
１、 中国政治の三つのアクター
２、 全国人民代表大会の職権と構成
３、 議行合一の理論と実際
４、 国家主席と最高国務会議
５、 選挙システム
６、 協商政治のメカニズム
７、 国家統合をめぐって
第四章 政治体制の中の共産党
１、 党の指導性―憲法などから
２、 党の機構および構成メンバー
３、 党と国家の関係―その一 党グループについて
４、 党と国家の関係―その二 党の対口部について
５、 党と国家の関係―その三 党が幹部を管理する
第五章 政治的軍隊―人民解放軍
１、 革命軍か国防軍か 党軍か国軍か
２、 党と軍の関係―その一 文化大革命と軍
３、 党と軍の関係―その二 中央軍事委員会について
第六章 党と国家の政策形成・決定のメカニズム
１、 中央工作会議―毛沢東時代の政策形成プロセス
２、 天安門事件と長老たち－危機の政策決定
３、 重要文書作成から見た常時の政策形成―趙紫陽時期と江沢民時期
第三部 中国の政治社会
第七章 トップリーダーと政治体制―毛沢東・鄧小平
１、 トップリーダーの役割
２、 毛沢東思想と毛沢東型社会主義
３、 毛沢東型リーダーシップと鄧小平型リーダーシップ
４、 リーダーシップと政治体制
第八章 中国の「民主主義」と人権・法
１、 大民主と小民主
２、 情報メディアの統制
３、 人権と法
４、 「村民自治」の政治経済学
終章 比較の中の中国政治―展望に代えて
１、 民主主義パラダイム
２、 東アジアの中の中国政治
３、 展望に代えて
中国政治略年表 1949～2004
参考文献・使用文献リスト
図表一覧
事項索引
人名索引