ゾイド滅亡記……
★☆☆☆☆
ゾイドのシミュレーションゲームということもあり、
発売初日に購入。
たくさんのゾイドを購入して、パイロットを育てて、すんごい武器買い捲るぞ!!!
と意気込んでいたのは、このゲームをプレイするまででした。
ゾイドの数全5体。ステージ数14。……何がしたいのか。
このゲームの頭にはぜひ、
シミュレーションゲームを出しているほかの全ての会社に
「このゲームをシミュレーションゲームといってごめんなさい」
と謝って欲しい。
ゾイドどころか、シミュレーションゲームというジャンルそのものを
衰退させかねない危険なゲーム。
中古で100円出してプレイするなら、ま〜いいかもね。
1周目はツライよ
★★★☆☆
このゲーム、敵機を全滅させれば面クリアになるという仕様なのですが自機は5台しかない、CPUはどんどん増援を送ってよこすという具合で勝利に至るのはギリギリの攻防戦になります。従って、武器が貧弱な1周目クリアはかなり骨が折れるモノになると思います。戦闘に勝つと経験値を獲得しパワーアップしますが負ければノーカウントです。一応、退却でも経験値はもらえますが微々たる量ですので、クリアは事実上、自分の作戦や駒の動かし方で決まりシビアな頭脳労働を強いられると思います。この辺の難易度の高さがこのゲームの不人気さのひとつを担っているのかもしれません。
なかなか骨のあるシミュレーションでやりごたえがありますが、ゲーム以外の部分は超手抜きです。ストーリー解説が紙芝居で、しかも使い回しで音声だけ変えるという仕様。戦闘アニメーションも弾の打ち合い、というだけでワンパターンの一言です。私はゾイドに関しては全く知識はありませんが、ファンの目から評価したらこの手抜き風情は結構頭に来るかもしれませんね。
実績的にはコンプには2周必要ですが、2周目に超強力武器が手に入るのでツライのは1周目までです。これからプレイする方には何とか1周目クリアまでは頑張って欲しいですね。どうしてもクリア出来ない場合はDLCを使えば少し楽になります。
カッコいいことはイイ!
★★★☆☆
機体のデザインとは確かにかっこいです。
でも、このノッソノッソした動きは興醒めします。
戦闘アニメーションはすぐ飽きます。
それと難易度高い気がします。
クリアまで異常に時間がかかる予感がしたので、
すぐ売りました。
もっとやり込めば面白かったのかも・・・」。
これはある意味すごい!
★★★★★
このゲームはゾイドのゲームとして見るとどうしようもない出来なのですが実績を解除してゲーマースコアを獲得すると言う視点で見ると素晴らしいものがあります!
ゲーマースコアを稼ぎやすいゲームにはゲーム自体も簡単なものが多いのですが、このゲームは少々理不尽な位、難易度が高いです。
あっという間に全滅してしまうのですが目の前にぶら下げられたご褒美についついリトライしてしまうのです。
これほどクリアした時の喜びを感じたゲームは久しぶりです!
高い難易度と潤沢なご褒美が高次元でバランスの取れたゲームだと思います!
個人的には傑作です!
ただし Xbox 360 のゲーマースコアに興味が無い方には、まったくオススメできません。
グラフィックの良さ!それだけ…
★☆☆☆☆
良い所はタイトルの一言に尽きます。
と言うか、これをZOIDSと認めるのもいかがなもんかと。
悪い点は以下の通り。
1、格闘の廃止
いきなりZOIDSの根本を否定しちゃってます。
そもそも白兵戦と砲撃戦(ごく至近距離のもの含め)の両立が出来るのがZOIDSの魅力でしょうに。
格闘に特化しているはずのセイバーに大砲乗っけるなんてナンセンスにも程があります。
砲弾を撃ち合うだけなら普通の戦車・装甲車で十分です。
2、とにかく戦闘兵器としての側面を重視
これまた反コンセプトな内容。
そもそも単に兵器化するだけならZOIDSじゃなくても良いわけです。
戦車や装甲車など、現実的で理に適った駆動系(車輪・キャタピラ等)を付けた方が何かと利便性も高いでしょう?
わざわざ複雑な構成の脚部を持つZOIDSを戦闘兵器に起用する理由が見つかりません。
たとえそれが、ストーリー上のこじ付けくさい設定に支えられていたとしても…。
3、ユニットの少なさ・独自性の欠如
やった人なら分かります。
はっきり言ってゲームとしては機能しないほどユニットが少ないです。
挙句、どのZOIDSも戦闘方法が似通ってくる(大砲背負ってるだけなんで)という体たらく。
2、3回戦闘をこなせば恐らく飽きます。
機体の違いなんて、プレイヤーが脳内変換しなければ形に差異があるくらいです。
ZOIDSファン暦が長い私ですが、はっきり言って、いかにZOIDSを好いていても、このゲームは許容し切れません。
まだ「VSシリーズ」や「タクティクス」のほうがマシだった感もあります。
確かにグラフィックは良かったです。
しかし、このゲームの設定は、仮にパラレルな内容であっても、ZOIDSの全てを否定された気分がします。
残念極まりない!