アジアの食べもの
★★★☆☆
この本は、シンガポールの食に関して書かれたものですが、内容は、通り一遍で特筆すべきものは、特にない。森枝卓士の著書の様な、アジアの文化、政治、経済にまで踏み込んだものが好きな、私のような読者としてはものたりない。最も、アプローチの仕方が違うのだから仕方がないのでしょう。単なるガイドブックとしては、まずまず、楽しめる本だと思います。
料理の写真が秀逸
★★★★☆
シンガポール・レストランガイドになっているわけではなく
アカデミックなシンガポール料理研究にまで踏み込んでおらず
はたまた食の旅行記でもない。
こう書いてしまうと、とても中途半端な本に思えてくるが
料理一つ一つを紹介するカラー写真が
とにかく美味そうで堪らない。
シンガポール、案外深い。
★★★★★
今まで何となく「薄い」っていうイメージで見てたシンガポールだけど、意外と深いんだなと。アジアものは一様にどっぷり自己チュウな本が多いなかで、客観的でわかりやすい内容だと思いました。アジアの食文化がシンガポールでどう絡んでいるかもよくわかるから、限られた滞在中に「何を食べるべきか」がおのずと決まります。
初心者向き
★★★☆☆
シンガポール初心者のグルメやショッピングを好む若い女性向けの本だと思います。装丁もおしゃれですし、紹介されているお店もこぎれいなお店が多いような印象を受けます。ただし内容は代表的なガイドブックに掲載されているものとほとんど変わりません。内容は専門のライターの方にお任せして、編集者としての企画・編集の技を活かされるともっと深みのあるものとなったのではないでしょうか。
食を通じて、シンガポールのアイデンティティがわかる本です。
★★★★☆
単なる店ガイド本なら、いろいろあるが、食文化を軸にシンガポールのアイデンティティに触れた本は少ない。東南アジアと中国、インドの関係性に触れているところが興味深かった。単に主観的な表現ばかりを連ねた店案内を求めている向きには、理解できないところもあるかもしれない。