複線図が書ける!
★★★☆☆
最初にお断りしなければならないが、「技能試験に合格する」という点で、この本は全くお勧めできない。なぜなら候補問題に関する説明が一切無いからである。試験対策としは、候補問題の作業手順を詳細に解説した本が他にいくらでもあるのでそちらを参照すべきである。
ではこの本、意味があるのかということになるが、複線図を書くのが苦手な方にぜひお勧め。色々と見比べたが、本書が最も丁寧で筋道の通った複線図の書き方の解説をしていると思う。オーム社からは複線図の書き方のみを取り上げた本も出版されているが、それよりも分かりやすい。しかも同じ値段ならば本書を購入された方が良い。さらに複線図変換の練習問題が37題(解答付)用意されている。これだけ数をこなせば練習として十分だろう。