香水を巡る殺人事件
★★★☆☆
浅見光彦が探偵のシリーズはたくさんあるようだが、これが初めて読んだ作品だった。香水を巡る殺人事件で、香水に関して非常に細かく調べていて詳細も丁寧に描かれていたが、途中から事件の全貌がなんとなく見えてしまいイマイチ盛り上がらなかった。
「香水」をめぐる事件
★★★★★
究極の「香水」をめぐる事件に浅見光彦が挑んでいきます。前作の「長野殺人事件」よりもストーリーが複雑で面白いです。ヒロインが3人も登場するのは珍しいですが、テーマが香水だけあって内容も華やかです。それにしても、光彦をイメージして作られた香水や究極の香水がどんな匂いなのか気になります…。
華やかな舞台を堪能
★★★★★
香水というただでさえ華やかさの匂うテーマに加え、今回は浅見光彦に絡むヒロインが3人も登場していました。今まで知らなかったのですが、匂いをめぐる感覚器官にこんな謎めいた機能もあったとは(詳しくはネタ割れになるので書けませんが)。事件をめぐる謎もさりながら、人体の不思議にもびっくりしました。
ちょっと変わった成立過程の小説ですが、ときどき読んでいた雑誌連載ともずいぶん変わっていますね。私は、単行本のほうがより華やかな謎になっていて好きですが。
それにしても光彦君、相変わらず女性にはおくてですねえ。
違和感はあとがきで判明
★★☆☆☆
読んでいて違和感を感じたのだが、あとがきを読んでその違和感の
正体が判明した。この内容であの豪華な装丁、何より一億冊著作記念作品に
相応しいとは思えない。本物の新作が読みたかった。