沢の様相が時を経て変化する可能性がある以上、特に初心者は、なるべく新しい遡行図を手にしたい。
その点、本書に掲載の遡行図は、ほとんどが2010年か2009年に記録されたもので、おすすめです。

首都圏に近い初級から中級の沢登りのルートガイドがていねいに書かれている。
すべてのガイドに詳細な遡行図と難しい登攀箇所の解説が付いているので、自分の実力に合った沢を選択するのに役に立つ。
また、従来あまり紹介されたことのない沢の紹介もされていて、他のガイドブックにない魅力もある。
初級から中級の遡行者には役立つ一冊であると思う。