ランドナー/キャンピング車/スポルティーフを、見直そう。
★★★★★
自転車への愛情に溢れた本。一部のレビュアーの方々が批判しておられるように、高級パーツがどうのと確かに偏った本であるし(自転車は、磨いたり飾ったりパーツ自慢するより、走ってナンボ)、キャンピングとランドナーは少なくとも日本においては似て非なるのも、その通り。 私はどちらも所有していないので、偉そうなことは言えないが。
しかし、そうカリカリと責め立てることもありますまい。 美しい銀塩写真多数と、今でも十二分に実用的かつ上質な自転車たちのインプレッション記事を、好意的に受け取ってあげようではないか。
私は自転車趣味というほどの者ではないが、長い雪国の冬が終わり、雪が融けて通勤で自転車に乗り始めると、鈍重な通勤用BSアルサス号ですら、身体が芯から喜んでいるのが分かる。(ところで、こいつの内装3速のギヤ比はどうかしている。平地でトップは変形性膝関節症製造機。ハブダイナモも、鈍重さに一役買っている。)
泥除けがなくド派手なロードレーサーもMTBも、胴長短足の日本人には似合わない・・・と思う。いや、少なくとも私には。 偶に昔の量産スポルティーフ(高級自転車店がO/Hを渋るくらいの凡作)を引っ張り出すと、アルサス号と同じ自転車というのがバカらしいくらい、どこまでも転がって行く。 が、スポルティーフは、のんびり走るには余り適さない。 どうしても車道に出てスピードを出してしまうので、鈍りきった身体はすぐ疲れる。 細い高圧タイヤ(27×1 1/4)で荒れた歩道を走る気にもなれない。
この本を読んで、のんびり走れるランドナーが1台、欲しくなった。 私のような昔の自転車少年に、本書はお薦め。 狭義のランドナーに、もっとページを割いてほしかったが。
時代錯誤は最高か、それとも最低か
★★★★★
いろんな意味で時代錯誤な内容だと思いました。昔は良かったといった感じですかね。
記述がこれまたもうオタクそのものです。ですが、自転車の世界でも知らない事でしたので面白かったです。これは高
他の方が言われているように、不気味といっても良いような思い入れ過剰な点も確かにあります。ここが低
星の数は同じような内容の多い自転車の本の中で、異色ということで。
宗教じみてて不気味でした
★★★☆☆
自転車のカタログ的な本を集めているので
購入してみましたが文章が不気味です
衰退した理由はこの辺にあるような気がします
掲載されている自転車は貴重なものなので
資料的価値はあると思います
もっと客観的な本にしてほしかったです
タイトルに違和感あり!
★☆☆☆☆
十人十色のランドナー観があり、百人百様のランドナー論があることは承知しています。サイクリストにとってランドナーは哲学であったり、美意識であるからです。ですから偏見に満ちたランドナー論を読まされ、異質なランドナー車を見せられたからと云って文句を言うのはお門違いです。しかしこの本に関して云うなら、タイトルを変更すべきです。「旅行自転車 ― キャンピング読本 ―」
ランドナーに期待して買って、失望しました。
★☆☆☆☆
書名と表紙写真が一致しない。
著者はランドナーという名称をツーリング用自転車の広い意味での総称として使うと断っているが、
ランドナーという名称は、総称とはなり得ないと思う。
著者はそう断っておきながら、旅用自転車の種類の中の一つのカテゴリーとして
シクロツーリズム、キャンピングなどと並列的にランドナーの頁を設けており、著者の論と矛盾する。
前半は旅用自転車のジャンル別解説、後半はアルプスとキャンピング中心の内容。
書名になぜランドナーとつくのか、不可解な本。返本したい一冊。