ミュートス・サイボーグ。
★★★★★
この巻は、2つの物語が収められています。
前半は、前巻の続きで、最新式のミュートス・サイボーグとの決戦。
後半は、SF叙情詩ともいうべき短編で「ローレライの歌」。
前半は、最も初期に開発された試作品であるサイボーグゼロゼロシリーズがブラックゴースト団を裏切ったので、彼らを上回る攻撃力を備えたサイボーグが開発されています。
その最新型がミュートス。ギリシア神話からとられた外形を持ち、凄まじい破壊力を持っています。
人間よりも思い切りロボットに近づいた彼らと決着をつけるために戦いますが・・・・。石ノ森氏は、随分結末を迷われたのではないでしょうか。
後半は、ローレライの伝説からとられた短編です。ドイツ人の004と連絡を受けた009が、ドイツの古城に出かけていき、そこで奇妙な事件に巻き込まれます。
石ノ森氏お得意の伝説ミステリーです。
いやぁ〜、面白い。