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マラソン [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: アミューズソフトエンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
   実話が基になっており、素直に心が洗われる韓国映画。実年齢は19歳だが、自閉症という障害を抱え、精神年齢は5歳というチョウォン。走ることに喜びを感じる彼が、フルマラソン完走に挑むという感動ストーリーだ。チョウォンを演じるのはチョ・スンウ。同世代の俳優のなかでは演技力が抜きん出る彼が、難役を見事にこなしている。この種のキャラクターが持つオーバーアクトの危険が、本作にはまったく感じられない。
   チョウォンの心の成長だけでなく、彼の面倒を看る母親の姿もリアルで心を揺さぶる。思い障害を持つ息子に対する過保護な部分や、こりごりになって打ちひしがれる面が丹念に描かれ、「息子より1日でも長く生きる」という彼女のセリフは胸に迫る。さらにチョウォンの弟の複雑な心理にも、本作はしっかりとフォーカス。家族の屈折した心情が切ない一方で、走ることのすばらしさを伝える映像によって、暗くなりがちな世界を、爽快感に変えてしまうのが本作の魅力だ。フルマラソンのシーンはもちろん、チョウォンが走るときに思わず差し出す「手」に、人間と人間の「つながり」を感じさせる。(斉藤博昭)
弟の姿に感動。 ★★★★☆
自閉症という障害のために引き裂かれそうになる家族。
一人で奮闘する母親。
本人よりもその家族を中心に描かれています。

当初はまったくやる気の無かったコーチが本気になり始め
息子のために長年頑張っていた母親がやる気を無くして衝突・・・。

でも本人は走りたかった。

いろいろな人の苦悩や葛藤が描かれていますが
個人的には、兄が原因でグレてしまった弟が最終的には兄を応援していた姿に感動しました。
素晴しい脚本。そして演技力。 ★★★★★
よくここまで泣ける映画があったものだと、感心できるほど泣ける映画です。
と言うのも、脚本の立て方の上手さと、何よりチョ・スンウの演技力の高さが、
この映画を一級のものに仕上げている。
脚本は、序盤から伏線を仕掛け、終盤で回収するという定番の手法だが、見せ方が上手い。まさかそこを持ってきたか!という意表を突かれる展開は見事。
『僕の足は・・』のくだりは、お母さんに感情移入し過ぎて、感極まってしまいました。
見事主役をやり遂げたチョ・スンウの演技力には脱帽。必見です。

ラストでは、思わずこちらも拍手を送りたくなるような清々しい展開が待っています。
是非。
1回しか再生できないほど泣けるDVD ★★★★★
 何よりも驚いたことが一つある。「演技うますぎ!」
 どれだけ自閉症の人を取材すればこれだけリアルに演技できるのだろう。ダスティンホフマンも真っ青である。

 この映画の陰の主人公は母親。自閉症の子供を持つ母親の苦悩が胸に突き刺さる。「私の希望は、この子が私より一日早く死んでくれることです。」
 ・・・・雨の動物園でするりと離れる手。幼い弟を抱きしめる父。最も脳裏に焼き付いているシーン。

 「いつまでも子離れできない」母親に、他人は言う。訳知り顔で、「親以外の人の支援が受けられるようにしておくことが必要です。」と。私もそう言うのが仕事だ。それは多分正しい。しかしすべての母親が、このセリフを受け止められるとは限らない。
 心配で心配で心配で心配で・・・・・・・・・。胃に穴があいて胃液が流れ出して、はじめて身体を休めるまで、片時も忘れることなく心配し続ける。そのエネルギーは他の誰の想像も絶する。

 ある方向に極端に振れていると、そこで挫折した時に逆サイドの極端に振れることがある。
「もう走ってはダメ!」
 しかし、母の制止を振り切って走り出すチョウォン。足には新しいシューズ。山道で倒れた彼にお菓子を差し出した彼女は、以前町中で罵声を浴びせた彼女に思えてならない。
 そして感動のラストシーン。地下鉄のホームを走り抜ける彼を、みんなが理解者として受け入れてくれる。
 これを書いているだけで涙が出てくる。
 私はこのDVDを、買ってから1回しか再生していない。なぜなら、涙が止まらなくなってしまうから。

 練習中にコーチに水を差し出すシーンは若干クサいと思ったが、一般の人の感動を誘うには必要なシーンなのだろう。
自然体の演技が光る ★★★★☆
まず、原作を読んでからのこの映画の視聴となったわけですが・・・

主人公のヒョンジンを演じるチョ・スンウの嫌味のない演技は脱帽ものです。
以前彼の出演した「ラブストーリー」も観たことはあるのですが・・・
その頃から素朴な青年・俳優というイメージはありました。

分かる人には分かる、自閉症の青年を上手く誇張しすぎることなく演じてましたね。
淡々とした原作とは、またひと味異なる魅力ある作品〜必見の価値あり!
障害者・病人と暮らす家族の映画では秀逸 ★★★★★
友人にすすめられ、まずはレンタルで見ました。自閉症の子供を持つ親としては、このての映画ドラマはあんまり見ません。現実は厳しい。映画やドラマの中の世界は実話であっても、どこか美化しているからです。自閉症も軽度から重度まで段階があります。彼は、どちらかと言えば軽度でしょう、だから母親は健常者に近づけようと努力し期待したのでしょう。子供より早く死にたくない気持は障害児をかかえる親として同感出来ます。この映画は美化していない所とチョ・スンウさんの演技の素晴らしさにひかれました。レインマンという自閉症の役をしたダスティンホフマンも結構良かったけどチョ・スンウさんの方が自閉症の特徴をよく演じていたと思います。社会には色んな人々が生きて暮らしている事を感じてもらいたいです。