今日の社会福祉をとりまく状況に、福祉崩壊の危機をとらえ、警鐘を鳴らしつつ本来の社会福祉のあり方を提起する講座・第１巻。福祉の対象である社会問題としての生活問題をリアルに分析する中から、戦後社会福祉政策の成果と課題を明らかにする。戦後の社会福祉が何をしてきたのか、今日生かすべき政策は何かを、対象論と政策論の到達点にたって領域別に提起する。児童・障害・高齢に加えて、ジェンダー・居住・医療など、いまはずすことのできない分野も網羅。