著者はサヨク?
★★★☆☆
千葉県の戦争遺跡の資料としては高く評価できる。しかしながら至る所に日本サヨク的自虐史観が埋め込まれている点は非常に不愉快である。45ページの「核装備可能のナイキ・J、九三年にはパトリオットミサイルが配備」などと、ありもしない核の脅威を煽っている著者にとってはTOYOTA WARで大活躍のトヨタ車やインド陸軍特殊部隊に配備されているジムニーなども不穏な存在なのであろう。
以上プラスマイナスして星3つ。
驚くべき戦禍、無くなっていた場所
★★★★★
この本は、大学生の友人が歴史を専攻していた関係、戦争資料を渉猟しているということで、話は聞かされておりました。私がその人の部屋に遊びに行った時、所蔵しているのを、西日の当たる部屋で発見し出会った一冊です。
疎開先と知られている千葉県にも爆弾は落ちました。デズニーランドが有る付近にも、工場がありました。八街市に個人史的に住んでいた私には、近所の樫の木の陰に成就できない恋火が儚みます、戦争前の記憶が揺れて今もくすぶっているようです。浅紅色のコスモスが本に挿まれたまま焼けてしまったイメージが浮かびます。
あまり知られていない千葉県内の戦争遺跡を紹介した労作
★★★★★
地元以外まだほとんど知られていない千葉県内の戦争にまつわる遺物を丹念に踏破し、紹介した労作です。こうした遺跡が至る所に残っていることに驚くと同時に、いつ破壊されるかもしれない危うさを秘めていることがわかります。