第二章のはじまり
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1stアルバム「タリスマン」の完成度と常に比較してしまい、
新作の度に何かしらの物足りなさを感じていたが、
そもそもシアター・ブルックの持ち味が最大限に表現されるのは、
CDではなくライヴだという事をDVDで再確認。
DVDの収録時間は38分と短いが、内容は充実しまくっており、
全体像が気になっている。会場に足を運んだ人達は、
さぞかし大きな幸福感に包まれた事であろう、と想像している。
(ノーカット版でのリリースを強く希望!!)
古巣エピックに復帰という事だが、初心に戻ったというよりかは、
シアター・ブルックの新たなる幕開けという印象で、
個人的には「旅人と踊り子」(マイヤ・バルーは、あのピエール・バルーの娘さんだと最近知った)のような世界観が好きだ。
そしてラストの「理想のオレ」ついては、自分の人生にも紆余曲折があったので、
心にグッと染みるというか、清々しい気持ちになれるというか、
この先もずっと、大事な曲になるだろうなって感じている。
ライヴからは遠ざかっていたけれど、久し振りに生で、シアター・ブルックを体感したいと思った。
購入するならば入手困難となる前に、DVD付きの初回盤の方をおススメしたい。
シアターブルックがロックをやるとこうなる
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先に出ていたシングル曲がかなりロックだったので、そういう路線で行くのかと予想をしていたら、やはりエイトビート主体の楽曲の多いアルバムになりました。
復活後第1弾という事でこれまでと変化を付ける意図もあったのかと思いますが、
グルーヴィーチューンの多い彼らの楽曲全部を見渡してみると、今回のアルバムの楽曲はいい意味で異質で、
これらがライブで昔の曲と合わせて演奏されるようになると、かなりいい味を出すように感じています。
また、全編エイトビートでおせおせな感じかというと、そういう訳でもなく、「イカロスの大地」、「恋人よ」、「旅人と踊り子」など、持ち味のグル―ヴィーチューンもしっかり収録されています。
全体的にロックな感じなので、かなり作りこんだ曲が多い印象を受けます。
もともと色々な要素を楽曲に盛り込むシアターブルックですが、
今回は例えば、マイケルへのトリビュートなのかな?と思うドラムのフィルインやコードの使い方をしている「恋人よ」など、注意して聴くと凄く面白いです。
聴けば聴くほど色々なものが出てきます。
初回限定盤は彼らの最大の魅力であるライブの映像も収録されていて、相当オススメです。
ちなみに、このアルバムで初めてシアターブルックに触れたという方は、古いアルバムへと遡ってみると面白いと思います。
そしてライブへ足を運んで、彼らの圧倒的な演奏力を体感してみることをオススメします☆
本物の音楽!
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素晴らしい!
久しくハマるアルバムに出会えなかったけど、これにはヤラれました。
初期の匂いを残しつつ、進化するシアターはやはり本物!
音も凄い。
全曲良いですが「イカロスの大地」「未来を今」「夢とトラウマ」は特に良いです。
個人的には「旅人と踊り子」がベスト!
シアターの良さ・特性がぎっしり詰まってます。
名盤です。必聴!!
脳にスポコーンと響く!
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タイジさんの声、歌詞、演奏・・・全てが突き抜けて、細胞に染みていく感じ。
特に「夢とトラウマ」が好きです。
疲れた魂を癒すのはやはりママ、トラウマを与えるのもママ・・・深い。
スケールでかいな
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ジャケがフロイドだったんで「来た!」と思ったね。前もザッパのHOT RATSあったけど(笑)
で内容は実に高密度、音楽の情報量が凄い。一時期、沼澤さんってこれ以上ないパートナーを迎えたのにバンドグルーヴを棄てたんか?って失望して離れてたんだけどやっぱりタイジは本物だった。生のバンドサウンドで攻めてくる本作はとにかくスケールのでかい楽曲、爽やか一歩手前のフュージョン寄りの曲(このサジ加減も絶妙)長尺ジャム、そして何よりコンポーザーとしての才、この人の曲にはフックがある。詞については臭いがタイジなら許せるってカリスマになりつつあるかな。
と御託並べたけどタイジならこう言うかな「グダグダ言う前に聴け!」って、まさにそのとおり、聴けば判る逸品。