うん! 夏休みだ!
★★★★★
作者の大石まさる氏も描きのこした事も風景もたくさんあると書いていましたけど。
それを含めて、またきっと見てみたいこれぞ夏休み! でした。
水惑星年代記から読んできて サチサチから続くすこしユッタリ流れたおいでませりの全3巻
全巻通して読むと「あ、もう少しココにいたい!!」と思うのですが、それは子供時代の夏休み。といった感じで、やっぱり終わりは来る。その瞬間です。
読み終えて、読み返したくなる作品は本当に心に残ります。
読み返すとちゃんと作中のキャラは元気でそこにいてくれる、と思えるのがなによりいいです。
大人になった自分には中々訪れないでしょうけど、また訪れてみたい時間。夏休みじゃ期限があるけどだからこそユッタリとした時間。それを楽しむなら最高な本だと思います。
全体的にユッタリと流れた分だけ幅が広くて、そこから分かれた色々な支流と分流、その実本流の先まで見てみたいですが・・それは機会があればですね。
とりあえず発刊されたタイミングもよくて、夏のダレた気持ちから背中を押してもらえました。
次回作も楽しみにしてます・・・う〜ん、褒めすぎたかも、だけど仕事に追われたときの息抜きに「あ、ココならまだココだ」とたまに帰ってきたい作品なのは確かです。
蛇足ですが加筆部分は大変に、この夏は普通は夕暮れにくるあの瞬間が、全然なかったですが作中で存分に体験を読ませていただきました。先生ありがとうです。