故遠藤嘉信牧師のこのシリーズの中で唯一購入した本です。
どれも興味深いし、読んでみたいけど、如何せん値段がやや（私には）高い！そして（私には）かなり内容も難しい・・・けれど、一冊はじっくり手元において読んでみたい！という事で、散々迷った挙句購入したのがこの本でした。
この「私を祝福してくださらなければ」まずタイトルが良いです。本音じゃないですか？「私を祝福してください！」って、いっつも私は叫んでるもの♪そして「荒削りの信仰者ヤコブ」この言葉も慰められますね。「完璧じゃなくて良いんだよ。そのまんまでかかって来い！」って、大相撲じゃないけれど、この神様とヤコブの「父ちゃんと息子」みたいな関係に、非常に私は惹かれました。購入して読み終えるまでに約一ヶ月近くはかかった気がします。やはり難しい、けれど非常に値段相応分の噛み応えのある一冊でした。購入して満足しています。そして今は教会の方に読んでいただいてます。どれだ！？って思われたら、まずお勧めの一冊です。

ここまで丁寧にヤコブの生涯を解説している信仰書は未だ嘗て読んだことがありませんでした。ヤコブを取り巻く二人の妻の視点からも説明が加えられており、深いです。聖書をただ読んだだけでは理解し得ない神様の憐れみと祝福は言いようもありません。恐れおののくばかりです。試練ばかりで神様に一言物申したいという方は勿論、聖書なんか分からないし、あまり興味持てないな、という方まで、男女の三角関係と娘のレイプなど、現代に生きる私たちにも十分通じるところが沢山あります。やはり行き着くところは人間の罪。是非一読願います。