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殺人鬼 (新潮文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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スプラッターホラー好きにおすすめ! ★★★★★
 綾辻行人のスプラッターホラー「殺人鬼」の第一弾。
 「殺人鬼2 逆襲篇(ぎゃくしゅうへん)」もあります。
 綾辻先生思う存分犠牲者をこれでもかってくらい残虐に血祭りにあげております。
 「13日の金曜日」のジェイソンばりの大男が主役(?)。
 キャンプに来てた学生達を次々と追い込んでいく。
 残虐さは「殺人鬼2」の方が、さらに残虐だが、こちらも十分残虐です。
 ホラーにありがちな「最後に生き残るのは誰?」って謎もあります。
 それとも「助かったーー」と思ってたら最後の一人も死ぬのか?
 知りたければ買って読んでください。
 なかなかこんなスプラッター小説ありませんぜ。
 もうグログロ、グチャグチャ、ザックザクです。
 ほら、YOUも買っちゃいなよ。
最初から最後までスリリング! ★★★★☆
山にいるTCメンバーズ。
夏の合宿に来ていた一日目、
三人が行方不明になる。
二日目に戻ってこない三人を見つけるため、
二人が探しに行くが、
その二人も帰ってこない。
また一人が探しに行くが帰ってこない。
一日目に百物語を話していたとりから
いやな気分になっていた一人の少女は
その話が本当ではないかと思っている。
最後の二人は小屋にこもっていたが、
すぐにアイツがやってきた。
そして、この合宿では奇怪なことが起きていた。

内容はかなりエグいですが、
なかなかスリリングで
おもしろかったです♪
最後まで読むことができなかった本。 ★★☆☆☆
読み始めた本は、つまらないと思ってもだいたい最後まで読みきる主義です。

が、途中で挫折した本。

綾辻行人『殺人鬼』です。

綾辻さんの《館》シリーズにはまった時期に買ったのですが、半分も読めませんでした。

スプラッターホラーっていうんですかね。

とにかく殺人の描写がグロい。

本気で怖いです。私は恐怖のあまり吐きそうになりました。

本屋さんでタイトルが目についただけでもゾクッとします、今だに。

私にとってはすごく嫌な印象を残した本だけど、

そこまで影響力のある文章を書ける綾辻さんはやはりすごい作家だなと思います。

続編も出てるくらいなので、きっとお好きな方も多いんでしょうね。

スプラッター好きの方はご一読してみては。
割り切っていて良いです。 ★★★★☆
意図的に、「どんな批判や酷評も構わず、とことん残酷な描写をしてやろう」という
作者の気概を感じます。そして通常であれば、「生存フラグが立っているだろう」と
想像してしまう人物も容赦無く殺す・・そこにはある意味で非常に割り切っている感
がして逆に清々しささえ感じます。
ただ、ラストの「衝撃的トリック」はいらなかったですね。。物語の流れからしても
不要だと感じました。無理して「どんでん返しを用意しました。。」という感じが
強いです。

しかし、「恐いもの見たさの極地」的作品なので、血みどろ系がお好きな方はどうぞ。

残酷描写であれば、新堂冬樹の「溝鼠」「毒蟲VS溝鼠」の方がちょっと上を行っている
気もしますので、本作を気に入られた方はこちらの作品もお勧めです。
綾辻行人の“裏代表作” ★★★★☆

スプラッタ・ホラーという見せかけの筋立てのその裏
で、大がかりな叙述トリックが仕掛けられている本作。

容赦のないグロ描写の連続は、正視に堪えないものがありますが、
そうしたなかに、真相に繋がる伏線が巧妙にちりばめられています。
(死体の服装や損傷部位などを、注意深く読む必要があるのです)。

また、本作は五部構成(合間に「インターローグ」という断章が挿入される)
なのですが、各部には、AかBの符号が付されており、そのことも、真相を
暗示する大胆な伏線といえるでしょう(あと、登場人物たちが基本的に名字
で呼び合っている点に着目し、真相を推定することも可能かもしれません)。


《館》シリーズのように、シンプルで親切なトリックではないですし、超自然的な
偶然を前提にしていることに納得できない向きもあるかとは思いますが、作者
の細心の技巧を存分に堪能できる快作であるのは間違いありません。


とはいえ、グロ耐性のない方は、手を出さないほうが無難だとは思いますw