良いところを見よう
★★★★☆
当時の雑誌レビューではシステムが古くさいとか、今更の移植とか、スクロールがカクカクしてるとか評判はいまいちだったが、実際やってみるととても面白いゲームだった。メガCDならではという部分はあまりないが、重箱の隅を突っつくのではなく、素直に良いところを評価すべきゲームだと思う。実際メガドラ専門誌の読者レースでは、そこそこの健闘を見せた。
まず何といってもブレードランナー的なサイバーパンクに夢枕獏や菊池秀行のような伝奇バイオレンスを融合した独特の世界観が魅力的だし、シナリオも秀逸だった。システムはオーソドックスながらもしっかり作り込まれてるし、戦闘の駆け引きやバランスもなかなかで、最後まで緊張感を持って楽しめた。絵は色遣いが地味ながらしっかり描き込まれており、フィールドや戦闘でのキャラの細かい動きなども見どころです。
これは本当に良いゲームです!…と言い切ってしまいましょう。