米国に渡って大活躍した９５年、野茂絡みの本はたくさん出版されたが、この本は野茂本人の言葉で書かれ、もっとも野茂の率直な真情を吐露していると思われる。恐らく構成に携わっている二宮清純氏が、野茂の信頼を得ているからだろう。

イチローはすごいぞ!しかし、野茂はもっとすごいんじゃないか?彼がメジャー･リーグに行ってからというもの、就職先(球団)に困ることなく常にプレーし続け、コンスタントに成績を残している。ノーヒットノーランもやってのけた怪物なのだ。

野球に対する彼の情熱、辛いことがあっても「こういうこともあるもんだ」的な感じでひょいと乗り越えてしまう(内的な葛藤や努力はあるだろうが）。とにかく一度読んでみると、彼の人となりが少し分かる。

イチローはすごいぞ!しかし、野茂はもっとすごいんじゃないか?彼がメジャー･リーグに行ってからというもの、就職先(球団)に困ることなく常にプレーし続け、コンスタントに成績を残している。ノーヒットノーランもやってのけた怪物なのだ。

野球に対する彼の情熱、辛いことがあっても「こういうこともあるもんだ」的な感じでひょいと乗り越えてしまう(内的な葛藤や努力はあるだろうが）。とにかく一度読んでみると、彼の人となりが少し分かる。

野茂英雄自らが記したメジャーリーグ挑戦記。近鉄退団時から、ドジャース入団、オールスター戦あたりまでの心境が綴られている。また、監督と選手の関係や、球団フロントなど、日本とアメリカで野球を取り巻く環境の違いについても冷静な観察がなされている。近鉄退団時にさんざん叩かれただけあって、日本の野球マスコミ関係者に対する批判には力が入っている。