キットとしては過去最高のデキ
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過去キットとして発売されたY-WINGとしては最もよいものです。
さすがFM社というべき細かい分割とモールドで、複雑な構造のY-WINGを手軽に組み立てることができます。
特にパイプ類が別パーツとなっていることで非常に立体感がある仕上がりとなります。
塗装指示、デカールも3機分付属しており親切です。
ただ厳密にいうとスタジオモデルは3機とも細部ディテールが異なるため、チャンポンになっている部分もあります。
(これは仕方の無いことでしょう)
とはいうもののmpcやレベルを改造するより遥かに楽なのはいうまでもありません。
こだわる方は細かい改造をする楽しみも残されていると考えるべきでしょう。
ちなみにゴールド2もEP4にちゃんと登場しており、トレンチ内でゴールドリーダーと並んで飛んでいる姿が確認できます。
セールスが芳しくなかったとの話も聞きますので、少しでも興味のある方はぜひとも購入することをオススメします。
長かった...
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やっと...です、やっと劇中モデルを忠実に再現したY-ウィングが登場しました。この機のキットが初めて出たのは、1981もしくは82年に発売されたMPCの反乱軍基地のジオラマが最初で、お世辞にもY-ウィングといえる物ではなく、84年にMPCより発売されたのもそのまま組むだけでは違和感があり、大幅な改造を必要とする物でした。その後出たアルゴノーツの1/72,SMTの1/48はガレージキットのため、初心者にはやや敷居の高い物でした。
このようになかなかキットに恵まれず、SW第1作公開当時からプラモデルがあった主役機X-ウィングの陰に隠れ、冷遇されてきた機体の本命登場です。ファインモールドさんのリサーチがしっかりされていて、Y-ウィングの無骨で、70,80年代の特撮メカらしい外観にうっとりします。塗装例はゴールドリーダー、2,3の3種になっていますが、それぞれ
1.ゴールドリーダー:EP4でデススタートレンチに突入した機体。
2.ゴールド2:EP6での機体らしい。Y-ウィングの紹介されるスチール写真は大抵コレ。
3.ゴールド3:スミソニアン航空宇宙博物館でのスターファイター展にて展示されたプロップモデル(撮影用模型)。
のようです。キットのパーツの内、中央胴体最後部の左右にあるパーツ(C7)が付いているのは1だけで、2、3には付いていないみたいです。ちなみに1のトレンチ突入機体はR2ユニット(パーツB27)は付いていません。
キットは汚し塗装のデカールも付いているので(とはいえ自分でさらに汚し塗装を加えたほうがGood!)、初級モデラーにも配慮された物です。窓枠とキャノピーが別パーツなのでプロップの再現も出来るようになってるようですし、このキットに対して欲を言えば、キャノピーを開いた状態のパーツと、R2ユニットだけでなく、お好みで付けられるR5ユニットがあればなお良かったとも思いますが、それを言うのは欲張り過ぎかもしれませんね。しかし、Y-ウィングが好きという人なら迷わず買うべきでしょう。ファインモールドさんがこれを出すのを待った甲斐がありました、有難う御座います。