前作のシングル「shine more」から彼女の音楽の方向性は確実に日本にはあまり用いられない音楽性で挑戦し始めたような気がする。この楽曲を「TLC」が歌っても不自然ではないと言ってもいいくらい!
小室哲哉プロ-デュース時代は、比較的声を張り上げて歌う事が多かったが、最近では低音ではあるのだが、味があり、リズムにノリやすい楽曲が多い。こんな安室 奈美恵を待っていたという人も多いはず。
この楽曲は、比較的歌というより、ラップと言った方が近い解釈かもしれない。このシングルはそんな彼女の進化過程の一枚、あなたは驚きのあまり、手を上げずにはいられない!Put'Em Up!
ところが、この曲は全然違う。
彼女の、歌唱力を極限まで高め、それを強く示している。嘗てないまでに速いテンポの上に、彼女の早口が炸裂し、洋楽テイストの非常に強い曲となっている。オリコン初登場7位というのは、少々不満だが、彼女の魅力を知らない浅薄で短絡的なことしか出来ないアホジャップがそれだけ増えた証だろう。
彼女には、これからも是非、音楽業界の波に囚われない自由な女性シンガーになってほしい。