という書き出しで始まるこの本。とっても興味深いです。
僕自身も西洋から入ってきたスリーインワン・ワンブレインシステム中の顔学である“構造機能(Structure Function)”を学び、それを使った人生の目的を知るカウンセリングを行っています。それと同じ“顔が語る世界”で、類似点が多さにびつくり!
そして、顔の形だけではなく、「習慣」を大切にする著者の思いが伝わってきます。顔の話だけではなく、“運”を呼び込むための振る舞いがたくさん紹介されています。
顔は自分で作るもの。習慣が顔を作り上げるのです。
読書後、背筋がしゃんとしました。
ちょっとだけ残念なのは、この本は文章のみで構成されています。
顔の絵があって、説明があるとわかりやすいですね。
相手の表情を読み取り、心情を把握する方法のみならず、自己演出をする必要性を教えられる。そして、具体的に何をすればいいかも書かれている。「顔のここを見れば相手が分かる」という一覧表は一見の価値あり。
病気で死ぬと思って、金を使い果たしたら、元気になって、一生懸命働かないといけなくなった、ユダヤ人が金持ちな理由などエピソードも豊富である。
ユダヤ人が金持ちな理由をさらに知りたい人は、「ユダヤ人大富豪の教え」(本田健・著)が対話形式なので、読みやすくてよい。そのリビューも書いているので、是非そちらも見ていただければと思います。
運をひきよせるための社会人の心構え、リーダーシップ、アイデアに詰まったときの対処法等にも触れてあり、ビジネスにもかなりいかせると思う。
心を明るくしてくれる一冊だ。