白を基調とした、すっきりしたデザイン。清潔感がある本です。なんというかちゃんと主婦してる人が炊飯器料理にトライしてみましたよ、という雰囲気の本。

内容は、鶏ハム、ピクルス、筑前煮などの定番レシピ。
普段手をかけて作っていたメニューも、こんな風にすれば炊飯器でも作れますよ、と丁寧に説明してくれます。
具材を全部切ってぶちこんで出来上がり★みたいな本と違って、ちゃんと下ごしらえもあるし、炊飯の分数もいちいち指定がある。


･･･が、それってつまり「簡単じゃない」「面倒くさい」 ということ。
「炊飯器料理」が好きなユーザーに適当なのかどうかはあやしいです。
炊飯器料理に手を出したい、でもなんだか手抜きっぽいのはイヤだわ、と思う人にはお薦め。

解説が丁寧なので、「炊飯器は煮物が得意」とか、「蓋をあけて時間差で味付けすれば普通の鍋といっしょ」とか、「ざるを入れて蒸し器代わりにすることもできる」とか、具体的な使用方法をＧＥＴできるのはいいと思います。

しかし、長時間煮込むもの以外は、炊飯器で作らなくてもいいですよねｗとか思えちゃうのも事実。
内容も和食中心の大人っぽい感じだし、本当にきちんと主婦してる人向けじゃないかなー。
だけど、そういう人ってあえて炊飯器でおかずを作るのかなー。　コンロの数が限られてるとか？？　調理器具が足りてないとか？？？

どうもターゲット不在な気がいたします（￣人￣）が、本自体はいい本です。　

炊飯器を使った料理の本はたくさん有りますがこの本が一番良いと思います。特に鶏ハム、豆を使ったレシピは役に立っています。一家に炊飯器が２台ある家庭にはこの本はお勧めです。