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World of Piano

価格: ¥1,108
カテゴリ: CD
ブランド: Ojc
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   フィニアスはジャズ・ピアノ史上屈指のテクニシャン。とにかく左手が強力で、左手だけで録音した演奏もあるほどだ。ニューヨークに出たのは56年。その年にアート・テイタムが亡くなり、テイタムの影響を受けたフィニアスは“テイタムの再来”と評判になった。メンフィス時代にはB.B.キングをはじめとするブルースの録音にも参加しており、ブルース・ピアニストとしての側面も持ち合わせていた。その結果、テイタムの影響を受けた抜群のテクニックとパウエルのモダンなフレージング、加えてエロール・ガーナー風なハーモニーとブルース・フィーリングを特徴とするユニークなスタイリストだった。
   そのフィニアスの最高傑作が61年録音の本作。ニューヨーク進出直後のフィニアスは、ややテクニックが前面に出すぎていたきらいがある。しかしここでは両手のユニゾン・プレイなどテクニックも素晴らしいが、それ以上に音楽性の豊かさで聴く者を圧倒する。アップ・テンポはもちろん、カール・パーキンス追悼曲<7>に聴かれるしみじみとした味わいもいい。(市川正二)
疾風怒涛 ★★★★★
 昔、大阪の阿倍野にTOP CYMBALというジャズ喫茶がありました。昼間はハードバップを中心に大音量で聴かせてくれるのです。私はよくそこに通ってた時がありましたが、そこで偶然に聴かせてもらったのがこのアルバムです。1曲目の出だしがすごくスリリングでした。またドラムがビシバシとめりはりが効いて素晴らしいのです。誰かと思いきやPhilly Joeでした。この1曲目が疾風怒濤であっという間に過ぎてしまいます。そして次にやってくるのは身体が自然とうきうきするようなマンテカです。といっても陽気なラテンミュージックというより、PhineasがPhilly Joeと Chambersと一緒に疾走しているのです。これもあっという間に過ぎていきます。そしてLush Lifeが凪のようにやってきます。そのあともいい演奏が続いていきますが、私はA面のこの3曲目までが好きです。これはPhineasのアルバムですがPhilly Joeのドラムも抜群にいいです。よって私の中のピアノトリオ名盤の1枚になっています。
スリリング! ★★★★★
- Cheryl
- Manteca
- Lush Life
- Daahoud
Phineas Newborn Jr. (p)
Paul Chembers (b)
Philly Joe Jones (ds)
10/16/1961

- Oleo
- Juicy Lucy
- For Carl
- Cabu
Phineas Newborn Jr. (p)
Sam Jones (b)
Louis Hayes (ds)
11/21/1961

特に前半のスピード感はたまりません。
細かいことは気にせず一気に加速する"Manteca"とその後の"Lush Life”
のメロディアスな演奏の対比が聞きどころです。

ダイナミック! ★★★★★
jazzピアノのリーダー作というと、管楽器に比べてどうしても華奢な仕上がりになりがちで、繊細、静謐といった枕詞で評価されることが多い中、このフィニアスの何という力強さ、黒さ、グルーヴ感!
アートテイタムの再来と評されるフィニアスだが、テクニカルに過ぎるアートテイタムに比べ、この作品にはjazzの気持ちよさが詰まっております。

ピアノという楽器から、これだけのダイナミズムを引き出した例を他に知りません。必聴ですよ‥