夫婦っていいなといつも思う
★★★★★
あいかわらずの夫婦が、あいかわらずの行動で、あいかわらず事件解決。
このシリーズは、泥棒亭主に警官妻という妙な夫婦が主人公である。
物語は今回の事件の登場人物の3年前の出来事から始る。
いわば事件の主人公達から登場してくる。
どんどん流れていって、最初、どんな話になるのか全然想像がつかない。
最初、この話の先をにおわす
「おじいちゃんも、お母さんも、きっといつか−−いつか殺してやる。」
という言葉も出てくるが。。。
大企業オーナとその若き後妻、孫娘、そして、孫娘の3年前の恋人、、、
様々な人間がなぜか線で繋がって、いろいろなことが起きてくる。
最後はストンとおさまるところにおさまる。
これはどんな魔法を使っているのだろうか。
安心して楽しく読めるのが赤川作品を手に取る理由。
このシリーズは読むといつも夫婦っていいなと思う。
温かい気持ちにさせられます。