狂気じみた地下臭とノルウェーの寒々しい情感
★★★★☆
ノルウェーのブラックメタルバンド、バーズムの1st+EPのカップリング。1992作
のちにMAYHEMのユーロニモス刺殺容疑で逮捕されることになる、カウント・グリシュナック率いるこのバンド、
本1stの段階では比較的正統派のブラックメタルをやっていて、明快なギターリフを乗せて疾走するスタイル。
音質的にもかなりチープなのであるが、絶叫するカウントのヴォーカルのインパクトとともに、
ノルウェーでしか生まれえないような寒々しい情感と、狂気じみた地下臭を強烈に発散していて
耳で聴く音以上に、そこに秘められた一人のブラックメタラーの世界観を感じ取ることができる。
ギターのフレーズはときにメロディアスですらあり、音の軽さを問題にしなければとても聴きやすい。
唯一無二
★★★★★
Mayhem、Emperorと並ぶ真性ブラック、カウント・グリシュナック1人によるBurzumの1stフルとミニアルバムのカップリング。
楽曲はブラックメタルの中でも特異である。不気味な演奏にカウントの狂ったような絶叫が響き渡る。もはや正気の沙汰ではない。
上述した2バンドよりも邪悪で陰鬱な世界が広がっている。間違っても万人には薦められないが、本物の狂気が知りたい方は聴いてみるべきだ。
独自の世界観
★★★★★
かなりキテますよ、これは。ジャンル的にはプリミティブブラック?EMPERORなどのまともなブラックメタルを聞いてる人が手を出すと大火傷すること間違いなし!劣悪な音質にテキトーな演奏、そこに乗っかるカウントのイカレボーカル。でも何か全てが上手く合わさった感じで、独特な世界観を醸し出してます。うーん音楽は奥が深い・・・
ジャケットの絵をそのまま音楽にした感じ。他の作品に比べて意外とメロディーが良いけど、まあ一般受けは絶対しないでしょう。プリミティブブラックメタルなんかが好きな人には合うんじゃないんでしょうか?鬱系サウンドの決定盤!
哀愁を帯びた激情的ブラックメタル
★★★★★
Mayhem、Emperorに並ぶノルウェーの偉大なブラックメタルバンドBURZUMの1stアルバム。
初期の頃のアルバムなだけに音質は劣悪ですが、他のアルバムより狂気が二割増になっています(笑)
Burzumは邪悪な演奏や邪悪な音質が独特のムードを出してるバンドですが
カウント様の怒りや悲しみが入り混じったボーカルがなによりも素晴らしいと私は思います。
カウント様のボーカルはアルバムを出す度に洗練されていった感じがしますが
初期の頃のこの1stアルバムにはカウント様の荒々しく、そして今にも泣き出しそうな程感情が篭った歌声(というか絶叫)の魅力が満載です。
是非ともブラックメタル聴き始めの方やBurzumを聴いてみたいという方にオススメしたい作品です。
がっかりしました。
★☆☆☆☆
どこのレヴューを見てもやたら高評価で、異常といっていいほど狂信的なファンが耐えないバンドであったため私の期待度数はマックス状態でした。
しかし内容は粗悪でお世辞にも良いといえる品物ではないと思います。正直かなりがっかりしました。
CD棚の肥になること間違いなし。
何でここまでBURZUMが騒がれるのか理解に苦しみます。
おそらくBURZUMをやたら持ち上げて見る人は、ブラックメタルを音楽としてではなく、ブラックメタルをブラックメタルとしてみているのではないでしょうか。
これくらいのレベルのバンド、いやそれ以上のバンドはゴロゴロいるでしょう。
まあブラックメタルをこよなく愛する人ならもっていてもおかしくないアルバムであると思いますが。