いつかきっとあなたのバイブルになるはず。。。
★★★★☆
「赤毛のアン」大概の女の子たちは、小さい頃読んだことがある本なのではないだろうか。
しかし、この「アン・シリーズ」が単行本にして、10巻にも及ぶシリーズで存在することを知る人は多くはないだろう。
小学生の頃読んだ、アンの明るく楽しい物語と世にも美しいプリンスエドワード島の描写、ギルバートとの間に生じる淡い初恋の物語。
思春期にさしかかる少女にとり、魅力あふれる物語だ。
大人になり私がもう一度あの初々しく美しい物語にふれてみたいと思った時、この10巻に及ぶ長き物語に気づき、
全巻読破してみたいと思うようになった。
「赤毛のアン」はすばらしい児童文学である。
「アンの青春」「アンの愛情」・・・とアンの成長に添って巻が続いていく物語は、読む人それぞれにとっての青春期のバイブルとなりうるであろう。
もう一つは、アンを見守り育ててきたマリラをはじめとする人たちの愛を深く感じられずにはいられない物語だ。
人が自分の人生の中で幸せになりたいと願った時、大人になり自分の子どもたちへ注ぐ愛情を確かめながら生きたいと感じたとき、
100年たった今も褪せることのない人の暖かい生き方を示す人生の普遍の営みの物語である。
あなたも全巻読破に、挑戦してみませんか?