目次を転載します
ご自宅の近所に以下の掲載地があり、興味を持たれた方、または下記の鉱石を自分で採集してみたいと思われる方は購入をすすめます。

緑のガーネットと透輝石（岐阜県美濃方面）
煙水晶と幻の緑柱石を求めて（岐阜県苗木地方）
輝水鉛鉱と砂金（岐阜県飛騨地方）
美しい色のオパール（石川県小松方面）
乳白色のオパールと真っ赤な薔薇輝石（愛知県信楽町）
綺麗な結晶の黄鉄鉱（奈良県宇陀市）
黄鉄鉱と磁鉄鉱（奈良県天川村）
真っ白な石（和歌山県日高郡）
鯨のふるさと、太地に玻璃長石を求めて（和歌山県太地）
真っ赤なガーネットと山吹色の黄銅鉱（三重県熊野方面）
ピンクの薔薇輝石と褐色のガーネット（三重県伊賀上野）
淡路島の五色石（兵庫県淡路島）
鳴き砂の石英粒（京都府京丹後市）
黄鉄鉱と銅鉱物、藍閃石と紅簾石（徳島県吉野川市）
ガーネットがころがる雨竜山（香川県さぬき市）
煙水晶とガーネット（香川県小豆島）
灰鉄ザクロ石と磁鉄鉱（岡山県高梁市）
緑のガーネットとクロム鉱（岡山県新見）
高温石英と黄鉄鉱、クロム鉱の旅（鳥取）
めのうと碧玉、沸石（島根）

私は上記から、とりあえず。二カ所に実際に行って採集をしてきましたが、本当に良かったです。
場所の指定が詳細ですので、確実に採集できるところにたどり着けます。
ナビを併用すれば容易に到達できるでしょう。
また、一泊二日編と名打っているだけあって、宿泊施設（温泉メイン）の連絡先や場所も記されていて重宝します。また景勝地やレジャーなど「近くの見どころ」も記載されています。こちらはナビに表示されないマイナーなところもあって良かったです。
ただ2004年の発行書籍なので、市町村名が違っていたり、地図に変更があったりしますが、この本の価値はそんな些細なことに左右されないものだと思っています。
ただ、同じく名著である松原先生の「鉱物ウォーキングガイド」などに比べるとカラー写真なんかが圧倒的に少ないのですが、まあ、それはそれということで。

宝石といっても宝飾店で売っているような高額・貴重なものではありませんが、日本国内でも成分・結晶が宝石と同じ鉱物を採集できます。この本は、関西を起点に東は中部地方、西は中国・四国地方の宝石様鉱物の採集地を地図入りで紹介した本ですが、執筆者が実地に調査しているため産状や現地の様子がリアルで、これから出かけてみようという人には大いに参考になります。紹介されている採集地は初心者でも行きやすく見つけやすい場所が主ですから、コアな鉱物マニアにはちょっと物足りないとは思いますが。地図がもう少し詳細であればより使いやすいでしょう。